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11月の携帯電話などの純増数、UQがイーモバを抜いた

2010.12.08

Updated by WirelessWire News編集部 on December 8, 2010, 10:20 am JST

2010年11月末現在 事業者別契約数
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電気通信事業者協会(TCA)は2010年12月7日、携帯電話・PHSの事業者別契約数の統計を発表した。今回のトピックとして、モバイルWiMAXサービスを提供するUQコミュニケーションズの純増数がイー・モバイルを抜いたことが挙げられる。携帯電話の首位は11月もソフトバンクモバイルで、3月のPDC停波による純減のあとは8カ月連続で他を圧倒する首位に立っている。

携帯電話の総契約数は1億1639万9500で、対前月比0.4%の増加。純増数は、ソフトバンクモバイルが27万6600で首位だが、前月の32万4200からは5万近くペースダウンした。2位はNTTドコモで8万8100、3位はKDDIで8万2300の純増を記録した。これは両社とも前月の5万台の純増からは立ち直った数字だ。とはいえ、NTTドコモはスマートフォンのGALAXY Sや同Tabが、KDDIも満を持して投入したIS03の発売があった期間であり、期待するような伸びが得られていない。需要に供給が追いついていない状況だとすると、11月には商機を逸したとの見方もできそうだ。イー・モバイルは5万600で携帯電話の最下位だった。

PHSは総契約数が369万1300と370万を割り込んだ。単月では4万4500の純減。これはウィルコムが再生の新たなかじ取りを始める前のこと。ソフトバンク傘下で「だれとでも定額」を引っさげて活動を始めた新生ウィルコムとしての成果は次回以降を待たなければならない。2010年4月から先行してだれとでも定額を提供しているウィルコム沖縄では、5月以降7カ月連続で純増を記録している。これが全国に波及すれば、3カ月以内での純増という新生ウィルコムの目標も達成できることになる。

ブロードバンド・ワイヤレス・アクセス(BWA)は総契約数が43万5200,UQコミュニケーションズの純増数が6万1900となった。これはUQコミュニケーションズの単月数値が統計に載るようになってから、最高の純増数。それだけでなく、特に不調な数字とも言えないイー・モバイルの5万600を抜き、KDDIの背中が見えるほどの純増数を確保した。今年度の下半期に攻勢をかけるUQコミュニケーションズの狙いが、照準に合ってきたようだ。

【報道発表資料】
2010年11月末現在 事業者別契約数

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