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高速データ通信、速度ではUQに軍配--MMD研究所

2011.01.26

Updated by WirelessWire News編集部 on January 26, 2011, 13:10 pm JST

「スピードはUQ WiMAXが、首都圏、地方主要都市のいずれでも有利」。MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)は、「高速データ通信カードに関する地域別実測比較調査」を2011年1月に実施、その結果を発表した。

調査は、次世代高速データ通信方式のLTEによる本サービス「Xi」(クロッシィ)がNTTドコモによって提供されたことを受けて行ったもの。NTTドコモの「Xi」、イー・モバイルの「EMOBILE G4」、UQコミュニケーションズの「UQ WiMAX」の3種類の高速データ通信サービスで実測調査を行った。

▼各エリアにおける調査結果一覧(出典:MMD研究所)
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スピードでは、首都圏だけでなく、地方主要都市も含めて安定して下りで10Mbps以上の結果を得たUQ WiMAXが一歩抜きん出ていることが分かった。UQ WiMAXとEMOBILE G4は、調査地点ですべて「問題なく使用できた」(MMD研究所)という。一方、2010年12月にサービスインしたばかりのXiは、首都圏・地方主要都市の双方で調査地点の半数近くがLTE圏外で3GのHSPA接続になった。首都圏でもJR東京駅や浅草雷門、横浜中華街などで圏外になるなど、まだエリアの面的な整備ができていない印象が残る結果となった、ただし、HSPA接続を含めれば「イー・モバイルのEMOBILE G4のエリア、スピードに迫る」(MMD研究所)。

また、USB機器をパソコンに挿してから回線接続するまでの時間では、UQ WiMAXが他の方式よりも数秒程度早かったという。所感として、UQ WiMAXが最もストレスを感じなかったという結果になった。

調査地点は、首都圏がJR池袋駅、JR東京駅、横浜中華街など10地点、地方主要都市が札幌の北海道旧庁舎、JR名古屋駅、JR新大阪駅、広島平和公園、キャナルシティ博多など10地点の計20地点。1月7日〜13日に実施した。

【報道発表資料】
高速データ通信カードに関する地域別実測比較調査

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