WirelessWire News The Technology and Ecosystem of the IoT.

by Category

201102071530-1.jpg
【企業名】Spatial View, Inc.
【所在地】カナダ トロント(144 Front Street West Suite 785, Toronto, Ontario M5J 2L7, Canada)
【URL】http://www.spatialview.com/

2004年設立のSpatial View社は、社名のとおり、3Dコンテンツ生成や、3Dディスプレー技術を開発しており、米サンフランシスコとドイツのドレスデンにも拠点を持っている(社名を直訳すると「空間視」)。パソコンやモバイルデバイス向けの3Dコンテンツの制作あるいは変換、さらに3D表示のためのソフトウェアやサービスを提供しており、すでにiPhone用のアプリケーションが入手可能となっている。

例えば同社の3DeeSlideは、iPhone 3GS用、iPod touch(第三世代)用のシート(シート状のレンチキュラーレンズで、これを「スライド」と呼んでいる)をデバイスのスクリーンに付けて覗くと、裸眼で3Dコンテンツを見ることができるというもの。9.99ドル(1ドル=82.6円換算で約825円)で販売されている。iPhone 4や他の世代のiPod touchには使えないそうだ。iPad用は2011年第1四半期の発売を目指しているとのこと。ノートPC用のものは同社サイトでは価格が明らかにされていないが、100ドル(約8,260円)程度するようだ。

2011年1月になってSpatial View社はiTunesで、iPhoneとiPod touch用の無料アプリケーション「3DeeCentral」のダウンロードサービスを開始した。このアプリケーションにより、同社が集めた数多くの3Dのコンテンツを有料または無料で楽しむことができるという。言わば3Dコンテンツのショーケースで、3Dの静止画や動画をデバイスにダウンロードして、「スライド」で楽しめる。キャンペーンで、「3DeeCentral」をインストールしてユーザアカウントを作ると、「3DeeSlide」が貰えるクーポンを提供している(1月18日現在)。

コンテンツ制作の面では、AutodeskやAdobe、MAXONなどと提携していて、3Dコンテンツの編集やレンダリング用のアプリケーションも提供している(3ds Max、After Effects、Cinema 4D、Flash、Mayaなどで制作可能)。単なるモノ売りでもアプリケーション販売でもなく、コンテンツプロバイダーにこれらのソフトウェアを販売し、3DeeCentralでコンテンツプロバイダーに制作物のマネタイズの場を提供し、デバイスに装着する「スライド」シートをコンシューマに販売するという同社の垂直統合モデルが上手く機能するか興味深い。

WirelessWire Weekly

おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)

登録はこちら