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24時間対応「遠隔手話通訳」のトライアル実証実験

2011.02.21

Updated by WirelessWire News編集部 on February 21, 2011, 10:10 am JST

遠隔手話通訳実証実験の様子
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特定非営利活動法人シュアールは、慶應義塾大学飯盛義徳研究室と共同で、Skypeを利用した遠隔手話通訳の24時間対応実証実験を行う。実験期間は2011年2月17日13:00から2月24日13:00。将来的に、"手話通訳を24時間365日提供する"というシュアールのビジョンを反映して24時間対応を行うという。藤沢市が支援する。

シュアール本社と慶応藤沢イノベーションビレッジに通訳センターを置き、利用者がビデオチャットを通して通訳センターに手話通訳を依頼する。通訳者は、通訳センターから遠隔で、夜間を含む24時間、手話通訳を提供する。

店舗や窓口に端末を常設する「設置型」の実証実験は既に開始しているが、今回の1週間の実証実験では、聴覚障がい者自身がノートパソコンを持ち歩き、モバイルアクセスを経由してサービスを受ける「携帯型」の実証実験も合わせて行う。

実証実験の対象者となる聴覚障がい者と、設置型端末を置く協力店舗には、ノートパソコンとUQ WiMAXの端末を貸し出す。また、一部の設置場所では、藤沢市が独立行政法人情報通信研究機構(NICT)と研究を進めているコグニティブ無線システムも使用する。技術および機材提供には、NECとUQコミュニケーションズが協力している。

遠隔手話通訳利用イメージ図
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【報道発表資料】
日本初、24時間対応「遠隔手話通訳」1週間トライアル実証実験 開始 [PDF]

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