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3月の携帯純増は130万超の大記録、ドコモはソフトバンクに肉薄、UQとウィルコムも躍進

2011.04.07

Updated by Naohisa Iwamoto on April 7, 2011, 20:15 pm JST

電気通信事業者協会(TCA)は2011年4月7日、2011年3月末の携帯電話・PHS事業者別契約数を発表した。例年3月は新入学シーズンなどにより需要が高まるが、今年は携帯電話だけで130万契約を超す純増となった。UQコミュニケーションズとウィルコムも大幅な純増となり、前月に続いて全キャリアが純増を記録した。

3月末の携帯電話の総契約数は1億1953万5400で、前月比で1.1%の大幅な増加。携帯電話の純増数は130万600を記録した。これは、2008年3月に134万8200を記録したとき以来の大幅な増加で、1996年以降の統計数値で見ても第3位に相当するもの。冷え込んでいると言われた携帯電話の需要は、スマートフォンブームを活力に復活劇を演じることになった。

事業者別では、ソフトバンクモバイルが49万8100の純増で、全キャリアでトップを守った。しかし3月はNTTドコモの復活が目立つ。ドコモは48万2900の純増とソフトバンクモバイルに肉薄するところまで数字を伸ばした。続々と市場に投入するAndroid端末で、iPhoneを追いかける構図がさらにくっきりと表れてきた。KDDIの純増数は26万1600。スマートフォンの強化で2010年4月以来最高の純増数を記録するも、2社には引き離された格好だ。3月31日に親会社のイー・アクセスと合併したイー・モバイルのサービスは5万8000の純増で、前月の5万4800から少し積み増したにとどまり、3月の特需の恩恵をあまり受けられなかった。

NTTドコモが2010年12月に提供を開始した次世代方式のLTEによる「Xi」(クロッシィ)は、3月末で2万5600契約を確保した。前月からは1万3800の純増で、毎月倍々ゲームになる伸びを見せている。

PHSは総契約数が375万1800、ウィルコムの純増数は7万4800だった。前月に2万9600と久しぶりの純増を記録したばかりのウィルコムは、3月には2007年3月以来となる7万超の純増を獲得。「だれとでも定額」や各種のキャンペーンの効果が表れている。

ブロードバンドワイヤレスアクセス(BWA)のUQコミュニケーションズは、13万1000の大幅な純増を獲得し、総契約数を80万6600と80万の大台に乗せた。2010年度内に80万契約と公表してきた目標を達成し、モバイルブロードバンドの1つの方式としての足固めができたと言えそうだ。

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【報道発表資料】
2011年03月末現在 事業者別契約数

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。