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7月の携帯電話販売、約半数がスマートフォンに--GfK調べ

2011.08.26

Updated by Naohisa Iwamoto on August 26, 2011, 19:23 pm JST

ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfK)は2011年8月26日、2011年7月の携帯電話販売動向についてのレポートを発表した。7月はスマートフォンが販売の約半数を占めるにまで成長したという。

7月の携帯電話販売状況は、数量で前年比15%の増加と好調に推移した。GfKによれば、前年比15%の成長は、2008年の割賦販売制度導入から後では最大の伸びだという。その原動力となっているのはスマートフォンで、夏モデルのスマートフォンの販売が好調なことが市場を牽引している。デザインやカラーバリエーションが豊富になったことに加え、テンキーを搭載したスマートフォンの発売によりタッチパネル操作に不安を覚える層の取り込みに成功したことなどが要因だとGfKでは分析している。

スマートフォンの販売数量比率は7月に49%に達し、ほぼ半数にまで拡大した。これまで家電量販店に比べてスマートフォンの構成比が低かった携帯電話専門店において、スマートフォン販売が伸長したことが市場全体の構成比を押し上げたという。販売チャネル別のスマートフォン構成比を見ると、家電量販店では61%の、携帯電話専門店でも45%に達した。携帯電話専門店でも、スマートフォンの売場作りや時間を取った接客への動きが進み、購入しやすい環境が整ってきたと分析している。

携帯電話に占めるスマートフォンの数量構成比 [PDF]
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【報道発表資料】
携帯電話販売動向、割賦販売制度導入以降最高の成長率を記録、スマートフォンが携帯電話の約半数

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。