フォトレポート【モバイル編】スマートフォンを中心に新技術や新アプリを紹介
2011.10.06
Updated by Naohisa Iwamoto on October 6, 2011, 12:01 pm JST
2011.10.06
Updated by Naohisa Iwamoto on October 6, 2011, 12:01 pm JST
「CEATEC JAPAN 2011」の1つの目玉は、ずばりモバイル。新端末、高速データ通信などのインフラの展示で、次世代のモバイル利用のイメージが広がる。さらに、スマートフォンを中心とした新しいモバイルアプリケーションの提案も多くあり、モバイルシーンの今後の行方を占うことができる。
NTTドコモのブースの一番目立つコーナーは、LTEサービス「Xi」が占めている。発売前のXiタブレット2機種のタッチアンドトライには、感触を確かめようとする人が集まっている。
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NTTドコモのブースには、LTEサービス「Xi」対応のスマートフォンが4機種展示されている。富士通、NECカシオモバイルコミュニケーションズ、LGエレクトロニクスジャパン、サムスン電子の端末が、ケースの中に並ぶ。今後の正式発表が楽しみだ。
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KDDIのブースは、NTTドコモの並び。ドコモのXiに対抗するように、発表したばかりのWiMAX搭載スマートフォン4機種を集中展示している。来場者はWindows Phoneの「IS12T」への感心も高い。
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ソフトバンクグループはCEATECに出展していないが、女子中高生をターゲットにしたスマートフォン「HONEY BEE 101K」がメーカーの京セラブースにある。キラキラした装飾とかわいらしいボタンがHONEY BEEらしさを物語っている。
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KDDIのブースには、ビジネス向けの端末のコーナーが設けられていた。防水、防塵に加え、落下などにも耐える耐衝撃性能も備えるタブレット「ETBW11AA」もお目見え。WiMAXにも対応するビジネスタブレットを試せる。
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昨年のCEATECでWiMAX 2の有線デモを行ったUQコミュニケーションズは、今年はKDDIのブースで出展。7月に実施したWiMAX 2のフィールドテストの映像を紹介して、超高速時代の到来をアピールしている。
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KDDIのブースでは、都市部などで混雑する基地局のトラフィックを周囲の空いている基地局に逃がす「EV-DO Advanced」技術のパネル展示がある。2012年4月に基地局のソフト改修で導入する計画だ。
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NTTドコモのブースで注目の技術の1つは、「超速(ちょうはや)充電パッテリ」。リチウムイオン充電池の素材をチタン酸リチウムに変えることで、電流量を増やしても安全に充電できる。ジャッケット型充電池で、10分で充電が完了する。
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KDDIのブースにある「新聴覚スマホ」は、スマホ本体が振動することで音を伝える。空気を介さないため、受話口をふさいでも大丈夫。デモではイヤホンやヘッドホンをしながらでも、通話できることを体験できる。
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ドコモのブースでは、食べ物の写真を撮って画像認識することで、写真の食品のカロリーを示すアプリケーションが参考出展されている。写真を撮るだけなら、健康管理も簡単にできそう!?
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ドコモの「着せ替えセンサジャケット」は、好みのセンサーをジャケット形式で付け替えて使えるアプリケーション。「口臭チェッカー」などはローカルで、「放射線センサ」などは位置情報を付け加えてサーバーで利用する。
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12月に提供開始予定のドコモの「メモリーコレクション」。デジカメやスマートフォンで撮った写真を専用サイトにアップ。人物や場所、イベントなどで整理して、スマートフォンやテレビなどで簡単に閲覧できる。
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天気や交通、メールの未読--。スマートフォンで得られる情報を、待ち受け画面で直感的にわかるようにする情報提示アプリをドコモが展示している。窓の外の様子が天気予報を、紙袋でセールの有無などを示す。
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登録はこちら日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。