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KDDIとアジアのキャリア、「ASIA NFCアライアンス」を設立しNFC国際サービス普及へ

2014.02.26

Updated by Naohisa Iwamoto on February 26, 2014, 07:03 am UTC

KDDI、台湾・中華電信 、香港Hong Kong Telecommunication、韓国SK Planetは、近接型無線通信方式「NFC」に対応したスマートフォンによるモバイルNFCサービスの普及・拡大を目指して「ASIA NFC アライアンス」を設立した。発表はスペイン・バルセロナで開催中のMobile World Congress 2014(MWC 2014)会場で、現地時間の2014年2月25日に行われた。

▼MWC 2014会場でアライアンス設立を発表するKDDIなど4キャリアとGSMAの首脳20140225_nfc001.jpg

アライアンスは、アジア圏内でのNFCサービスの拡大とエコシステムの実現を目指したもの。利用者が国を問わずに気軽にモバイルNFCのサービスを利用できるようにするとともに、サービスプロバイダや機器、NFCタグのベンダー、通信事業者を含めてアジア圏内でモバイルNFCサービスの開発や提供がしやすい環境を整備する。アライアンスは、アジアの4つの通信事業者が連携して活動するほか、携帯通信事業者の業界団体であるGSMAが支援する。

具体的には、3つの事項を検討する。1つ目は、「NFCタグ仕様の共通化」。NFCタグの仕様には国際標準に加えて独自仕様が設けられている場合が多く国際的な共通利用の妨げになる。NFCタグの仕様を共通化して、専用アプリをダウンロードする必要なくスマートポスターなどを共通利用できるようにする。2つ目は、「共通ブランドマークの検討」。NFC対応のスマートフォン、決済端末、NFCタグなどでは現在さまざまなマークが使われている。利用者の認知を高めるためにも、共通のマークを決めることが課題となる。3つ目は、NFCプラットフォームの連携・共通化検討」で、サービスの管理用の共通プラットフォーム構築、共同利用なども検討する。

アライアンスは4キャリアでスタートするが、あくまでもオープンな位置づけとなる。それぞれの国の他キャリアとの連携を進めるほか、他の国との連携も検討する。まず1つ目のタグ仕様の共通化から取り組み、2つ目、3つ目の検討課題を2~3年のうちに解決してモバイルNFCの普及を実現させたい目論見だ。

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。