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iPhone 4S効果で10月は2社が純増首位争い、ドコモは蚊帳の外

2011.11.08

Updated by Naohisa Iwamoto on November 8, 2011, 18:02 pm UTC

電気通信事業者協会(TCA)は2011年11月8日、2011年10月末の携帯電話・PHSの契約数を発表した。携帯電話の純増数は、ソフトバンクモバイルが首位は相変わらずながら、2位でiPhone 4Sをラインアップに加えたKDDIが首位に急接近。その一方でiPhone騒動に取り残された感のあるNTTドコモは、KDDIの半分以下の純増と大人しい数値を残すことになった。

携帯電話の契約数は、前月比0.5%の増加の1億2371万8400。純増数を見ていくと、首位のソフトバンクモバイルが前月から2万7400減らして24万7600、2位のKDDIは逆に前月に7万1600を上乗せして19万6900となった。8月には3倍以上、9月でも2倍以上の差があった両社の純増数は、かなり近い数値まで寄ってきた。KDDIがようやく手にしたiPhone 4Sは、順調に滑りだしたことを示す結果となった。その余波を食らったかのようなのがドコモで、8万9600の純増と、10月に関してはKDDIにダブルスコアの差を付けられてしまった。ドコモは2011冬~2012春モデルの新製品発表が3社で最も遅かったこともあり、今後のXiスマートフォン発売などでiPhone 4Sに対抗する。イー・アクセスは5万5000の純増と振るわなかった。

ドコモが伸び悩む中でXiは引き続き好調を保っている。9万3600の純増を積み重ねて、累計を48万2200とし、50万の大台に手が届くところまで来た。これまではXi端末はデータ通信端末やタブレット端末しかなかったが、11月にはスマートフォンタイプの端末もラインアップに加わる。ドコモ内の音声通話し放題といった料金プランの新設もあり、これからが本格的なXi移行のタイミングになる。11月の数値に期待したい。

PHSはウィルコムが5万1200の純増で累計を420万3000にまで戻した。ブロードバンドワイヤレスアクセス(BWA)のUQコミュニケーションズも好調で、9万5600の純増を記録。10月は、4月以来半年ぶりにイー・アクセスを上回った。累計数値も133万3000と着々とした普及を見せている。

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【報道発表資料】
2011年10月末現在 事業者別契約数

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。