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[2012年第3週]KDDIが新サービスと端末、ドコモがスマホ検証サービス、警備員急行のホームセキュリティ

2012.01.23

Updated by Naohisa Iwamoto on January 23, 2012, 11:00 am UTC

関東地方でも冷え込みが厳しいこの冬だが、KDDIは年明け早々からホットなニュースを提供している。2012年第3週のトピックをおさらいしてみよう。

スマホと固定のセット料金などKDDIが踏み込んだ施策

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KDDIは「あたらしい自由。」を新スローガンとした、新サービス群を発表した。マルチデバイス・マルチネットワーク・マルチユースの「3M戦略」の第一弾としての施策だ。FMC(Fixed Mobile Convergence)により、スマートフォンとFTTHなどとの双方の契約者に割引を適用するなど、新しい施策が盛り込まれている。FTTHサービスの「auひかり」とauスマートフォンを組み合わせて使うことで、最大2年間にわたり月額1480円の割引が受けられる。auのブランドマークも一新。新スローガンの「あたしい自由。」と組み合わせて、少し斜めになった筆記体のauの文字をブランドマークに採用した(関連記事:KDDI、auマークを一新、本格FMC時代に向け「固定+スマホ」割引などで攻勢)。

同時に、テンキーを搭載したBARタイプのINFOBARと、グローバルモデル4機種の計5機種のスマートフォンを発売すると発表した。シャープ製の「INFOBAR C01」、サムスン電子製の「GALAXY S II WiMAX ISW11SC」、LG電子製の「optimus X IS11LG」、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「Xperia acro HD IS12S」、モトローラ製の「MOTOROLA RAZR IS12M」である(関連記事:KDDI、テンキー付きINFOBARやWiMAX対応GALAXY S IIなどスマホ5モデル)。

最近はMNP純増で首位になるなど、auブランドの復活を感じさせるようになってきた。踏み込んだ施策と新製品の投入で、一層の前進に期待したい。

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スマホの実機検証サービス、スタートアップ企業へ出資

201201231100-2.jpgキャリアーの動向では、アクセンチュアとNTTドコモが共同で提供するスマートフォンの実機検証サービスに注目したい。両社はスマートフォン向けのコンテンツの開発に際して遠隔地から実機動作検証ができる「リモートテストセンター」サービスを提供するコンテンツプロバイダーがスマートフォンの実機を購入せずに動作検証できるようになり、費用軽減や開発期間につながる。3月下旬に提供を開始、当初はドコモのdメニュー掲載コンテンツプロバイダーに提供し、順次対象を拡大する計画である(関連記事:アクセンチュアとドコモ、スマホ向けコンテンツの遠隔実機検証サービスを提供)。

コンテンツプロバイダーへの出資のトピックもある。KDDIは、「KDDI ∞ Labo」の第1期プログラムに参加したスタートアップ企業2社に出資した。対象となったのは「シンクランチ」と「ギフティ」の2社。KDDIはこれら2社に出資するほか、事業提携を視野に入れた検討を進めているとしており、今後の事業拡大が見込まれる(関連記事:「KDDI ∞ Labo」のスタートアップ企業2社にKDDIが出資、提携も視野に)。

新潟県における大雪の影響により、災害救助法が適用された地域の利用者を対象として利用料金支払い期限の延長などの措置が取られている。携帯電話事業者およびPHS事業者各社が実施している

[報道発表資料]
・NTTドコモ:新潟県の大雪に伴う災害救助法適用地域に対する支援措置について
・KDDI:新潟県の大雪に伴う支援について
・ソフトバンクモバイル:新潟県における大雪の影響に伴う支援措置について
・イー・アクセス:新潟県の大雪にかかる災害救助法適用地域への支援について
・ウィルコム:新潟県の大雪にともなう電話料金の取り扱いについて)。

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手軽に本格ホームセキュリティ、iPadなどで医療画像を扱う

このほかのトピックを見ていこう。

ソフトバンクモバイルは、通信機能付きのホームセキュリティ端末「みまもりホームセキュリティ SoftBank 101HW」を1月20日に発売した。設置工事などが不要で、月額490円からと手軽にホームセキュリティを導入できるようになる。専用のオプションサービスとして警備会社の駆けつけサービスの提供も開始する。「CSPみまもりアシスト」の受付を開始する。CSPみまもりアシストはセントラル警備保障が提供するサービスで、みまもりホームセキュリティで異常が検知されると現場に警備員が駆けつけて状況確認や一時対処をしてくれるものだ(関連記事:ソフトバンク、警備会社の駆けつけサービスも使えるホームセキュリティ端末発売)。

ラネクシーは、米Pegasus Imagingが開発したiPad、iPhone向け医用画像アプリケーション開発ツール「AIMTools(エイム ツールズ)」を販売する。iOS端末にロスレス JPEG および JPEG 2000 形式の画像表示機能を提供する、医用アプリケーション開発者向けのSDKで、AIMToolsを使って作られたアプリケーションを使うと電子カルテの閲覧などが可能になる(報道発表資料:iPad、iPhone向け医用画像アプリケーション開発ツール「AIMTools」を2012年1月18日より販売開始)。

コンシューマー向けの新しいアプリケーション開発のインフラとなるか。ソフトバンクモバイルは、イラスト地図の上に現在地を表示できる「イラスト観光マップ」の提供を開始したと発表した。イラスト観光マップは、位置情報を利用した情報配信サービス「ぷらっと案内」のサービスの1つとして提供する。第一弾として、東京都台東区の金龍山浅草寺のイラスト観光マップを配信する(関連記事:イラスト地図上で現在地を確認、ソフトバンクがスマホ向けにアプリ提供)。

残念ながら通信障害もあった。2012年1月19日の7時43分から1月20日の5時29分にかけて、KDDIのスマートフォンで、Webフィルタリングが使えなくなる事故があった。対象となったのは、auスマートフォンのIS NETコースのユーザーで、「安心アクセスサービス カスタマイズコース」「ビジネスケータイフィルタリングサービス」に申し込んでいる場合。スマートフォンの電源を一旦OFF/ONすれば利用可能になる(報道発表資料:【復旧】スマートフォンご利用の一部お客様においてフィルタリングサービスがご利用できない状況について)。

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。