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中国政府高官、「4G免許の交付は2〜3年後に」 - 3G基地局拡充などを優先

2012.03.12

Updated by WirelessWire News編集部 on March 12, 2012, 10:22 am JST

中国での4G(TD-LTE方式)ネットワークの免許交付が2〜3年後になりそうだとの見通しを、同国政府の工業情報化部(Ministry of Industry and Information Technology:以下、MIIT)高官が明らかにしたという。

MIIT部長であるミャオ・ウェイ(Miao Wei)氏は8日(現地時間)に行った国営テレビとのインタビューのなかで、現在約22万局が存在する3G(TD-SCDMA)用基地局の数を40万局程度まで増やした後、これをTD-LTE対応にアップグレードしていく形で4G網の展開を進めると説明。この基地局増設とアップグレードの作業に約3年かかる見通しであることから、免許交付のタイミングは2〜3年後になるという。

中国ではすでにTD-LTEネットワークの大規模な試験運用が進んでいるが、正式なサービスの展開に関する具体的なスケジュールなどについては明らかにされていない。

中国は世界一の携帯電話市場で、合計加入者数が今月中にも10億人を超えるとみられている。また、とくに6億5000万人超の加入者を持つチャイナ・モバイル(China Mobile)がTD-LTE陣営の中心メンバーであることから、端末ベンダー各社などからは同社の動向に注目が集まっている。

さらに、以前から再三交渉の話が伝えられているチャイナモバイルとアップル(Apple)との契約については、これまでiPhoneがTD-LTEに対応するタイミングでとの見方が有力だった。しかし、同端末向けにベースバンドチップを供給するクアルコム(Qualcomm)が2月下旬に新たな「Gobi」モデム・チップセット(リファレンスプラットフォーム)を発表。同製品がCDMA2000やUMTS (WCDMA)のほか、TD-SCDMAや
LTEの両方式(LTE-FDDとLTE-TDD)にも対応する予定であることから、アップルがiPhoneに同チップセットを採用した場合、TD-LTE網の展開を末必要がなくなるとの指摘も出されていた。

【参照情報】
China Will Not Issue 4G Licenses for Another 2 to 3 Years, Says Official - PCWorld
China may not have LTE licenses for 2-3 years - Electronista
Qualcomm's Gobi modem chipsets combine 84Mbps HSPA+, LTE-Advanced - Engadget

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