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日本マイクロソフトとドコモ、法人向けタブレット市場での協業に合意

2012.11.02

Updated by Asako Itagaki on November 2, 2012, 10:42 am JST

11月1日、日本マイクロソフト(以下マイクロソフト)とNTTドコモは、法人向けタブレット市場の開拓を共同で推進し、協業することに合意したと発表した。協業の内容は、Xiと組み合わせたWindows 8端末の共同顧客開拓と営業展開、共同プロモーションによる需要喚起、パートナーソリューションの共同開拓と連携。

▼日本マイクロソフト 樋口泰行代表取締役社長(左)とNTTドコモ 加藤 薫代表取締役社長
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2012年10月26日に発売したWindows 8は、ネットワークへの常時接続を前提として設計されており、またタブレットのタッチ操作に対応している。日本マイクロソフトの樋口泰行代表取締役社長は、「100社を超えるお客様から引き合いをいただいており、そのうち約半分が他のタブレットを検討していたがそれをやめてWindows 8をというお客様」と述べ、企業内で利用しているWindowsのアプリの継承、社内ネットワークとの親和性、セキュリティや管理性といった点で、Windows 8タブレットの法人市場におけるポテンシャルを強調した。

市場としては、まずは顧客との対面シーンでタブレットを活用するリテール、金融、保険業などを想定。また、それ以外の業種でも、社内でも社外でも場所を選ばずシームレスに利用できる端末環境や、オフィス内業務のペーパーレス化などで新しいワークスタイルを実現したいとした。

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また、NTTドコモの加藤 薫代表取締役社長は、「年間20%以上の成長が見込まれるタブレット市場で、Windows 8は市場を活性化しさらに成長を加速すると考えている」と述べ、Windows 8の高い操作性と端末のバリエーション、また企業で使われるWindowsと親和性が高く既存IT資産が有効活用できる点に期待を寄せた。Windows 8とXiを組み合わせることで、「オフィスでは社内端末として使い、外ではXiと一緒に使えばそのままアプリごと会社の環境を持ち出し、会社のクラウドと連携してオフィスとまったく同じ環境で仕事ができる」と、樋口社長と同様、新しいワークスタイルへの期待を語り、「リーディングカンパニーどうしの提携によるマーケット牽引力で、新たなタブレットマーケットの形成、拡大を推進していきたい」とした。

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また加藤氏は、法人市場以外のWindows 8タブレットの販売やWindows Phoneについても言及し、「お客様の要望を注視して、必要に応じて検討したい」と述べた。

タブレットとして使えるXi搭載のWindows 8端末については、現在、パナソニックの「Let's note CF-AX2」があるが、今後は富士通、NEC、HP、東芝などから発売予定。なお、米国などでマイクロソフトが発売している「Microsoft Surface」については、「検討の対象になるかもしれないがいまのところ未定」(加藤氏)とのこと。

【報道発表資料】
報道発表資料 :日本マイクロソフトとNTTドコモが法人向けタブレット市場の開拓に関する協業に合意

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板垣 朝子(いたがき・あさこ)

WirelessWire News編集委員。独立系SIerにてシステムコンサルティングに従事した後、1995年から情報通信分野を中心にフリーで執筆活動を行う。2010年4月から2017年9月までWirelessWire News編集長。「人と組織と社会の関係を創造的に破壊し、再構築する」ヒト・モノ・コトをつなぐために、自身のメディアOrgannova (https://organnova.jp)を立ち上げる。