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「あけおめ」メッセージもオフロード、2013年の年明け通信事情

2012.12.31

Updated by Asako Itagaki on December 31, 2012, 12:57 pm UTC

新年といえば例年「おめでとう」コール・メールで通信キャリアのネットワークが輻輳することが風物詩として定着しつつある。今年も各社がさまざまな注意を呼びかけている。

社団法人電気通信事業者協会(TCA)と各社は、既に「年末年始のケータイのご利用についてのお願い」として、元旦に日付が変わった後2時間はおめでとうコール・メールはなるべく控えるよう呼びかけている。これによると、0時からの30分間は音声通話・メールとも接続・送信できない可能性があり、音声通話は1時頃までには復旧、メールは約2時間程度にわたって遅延の可能性があるとしている。
年末年始のケータイのご利用についてのお願い(TCA)

NTTドコモでは、以下のページでiモードメール・spモードメールの配送状況を公開している。メールの配送遅延状況をほぼリアルタイムに確認できる。
メール送信状況 | NTTドコモ

また、メッセージングサービスのLINEは、公式ブログで通信キャリアのネットワーク負荷軽減のために、できるだけ自宅のLANや公衆無線LANに接続しての利用をよびかけている。「あけおめ」メッセージのモバイルネットワークから無線LANへのオフロード(用語解説)の呼びかけは、新しい動きともいえるだろう。
【ご協力のお願い】年末年始の「おめでとうLINE」はWi-Fiに接続してご利用下さい : LINE公式ブログ

年に1度のバーストトラフィックをいかにさばくのか、単に通信事業者からの「自粛してください」の呼びかけだけではなく、ユーザーへのフィードバックやOTT(用語解説)を利用したオフロードの選択など、さまざまな手段を組み合わせる試みは、災害時の通信サービスのあり方を考える上でも参考になると思われる。

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板垣 朝子(いたがき・あさこ)

WirelessWire News編集委員。独立系SIerにてシステムコンサルティングに従事した後、1995年から情報通信分野を中心にフリーで執筆活動を行う。2010年4月から2017年9月までWirelessWire News編集長。「人と組織と社会の関係を創造的に破壊し、再構築する」ヒト・モノ・コトをつなぐために、自身のメディアOrgannova (https://organnova.jp)を立ち上げる。