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ソフトバンク、イー・アクセスの一部株式を11社に譲渡

2013.01.17

Updated by Naohisa Iwamoto on January 17, 2013, 18:15 pm JST

ソフトバンクは2013年1月17日、2013年1月1日に完全子会社としたイー・アクセスの一部株式を、グループ外の他社11社に譲渡することを決定したと発表した。これにより、イー・アクセスはソフトバンクの持分法適用関連会社になる。

株式譲渡の方法は、2段階で行う。まずイー・アクセスが2013年1月17日、ソフトバンクが所有する普通株式をすべて取得する。その上で、議決権なしの「A種種類株式」と議決権ありの「B種種類株式」をソフトバンクに対して発行する。次に、ソフトバンクが同日、保有する議決権ありの「B種種類株式」の一部をグループ外の他社11社に譲渡するというもの。B種種類株式は、全体の発行株式の約0.75%で、そのうち66.71%を他社に譲渡する。

株式譲渡の理由としてソフトバンクは、イー・アクセスが今後も事業を拡大させていく上で、ソフトバンクから一定の独立性を確保する必要があると判断したとしている。2012年11月にソフトバンクは、イー・アクセスの議決権を3分の1未満にする方向で検討していることを総務省へ説明していた。株式の譲渡を受ける11社は、Alcatel-Lucent Participations、Telefonaktiebolaget L M Ericsson、Comverse, Inc.、Samsung Asia Pte. Ltd.、Nokia Siemens Networks Holdings Singapore Ltd.、オリックス、JA 三井リース、東京センチュリーリース、芙蓉総合リース、三井住友ファイナンス&リース、三菱 UFJ リース。

【報道発表資料】
子会社の異動を伴う株式譲渡に関するお知らせ

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。