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アドネットワークを用いたネット詐欺がスマホでも見つかる--BBソフトサービス調べ

2013.02.05

Updated by Naohisa Iwamoto on February 5, 2013, 17:38 pm JST

ソフトバンクグループのBBソフトサービスが2013年2月5日に発表したインターネット詐欺リポートで、スマートフォンがネット詐欺の脅威に直面していることがわかった。1月度の調査では、スマートフォンでもアドネットワークにネット詐欺サイトへ誘導する例が見られ、同社は注意を喚起している。

同リポートは、同社の製品「Internet SagiWall」(インターネットサギウォール)で検出・収集したネット詐欺サイトの状況を分析したもの。2013年1月度の調査では、ネット詐欺サイトの総検知数は44万9649件に上った。内訳は、98.0%とほとんどが「ワンクリック・不当請求詐欺サイト」だった。その他は、「フィッシング詐欺」(0.6%)、「マルウエア感染」(0.5%)、偽ソフトの購入を誘導する「ボーガスウエア」(0.4%)、「ぜい弱性悪用」(0.3%)となった。

OS別で見ると、ワンクリック・不正請求サイトがWindowsでは91.60%と低めなのに対して、スマートフォンでは高めになっているのが特徴。Flashムービーなどの動画フォーマットに対応していないiOSでも97.77%が、動画フォーマットの制限がないAndroidでは99.90%までもがワンクリック・不正請求サイトだった。これはアダルトコンテンツサイトを模したワンクリック・不正請求サイトが多く検出されているためと考えられる。

1月度のリポート内容で注意したいのがアドネットワークを使ったネット詐欺サイトへの誘導。一般サイトに表示されたアドネットワーク経由の広告をクリックすると、ネット詐欺サイトに誘導されてしまう。これまではパソコンなどで確認されていた手口が、スマートフォンにも広がってきた。BBソフトサービスでは、モバイル端末は利用者のセキュリティー意識がまだまだ低く、ネット詐欺被害の拡大につながる可能性があると、注意を喚起している。

【報道発表資料】
インターネット詐欺リポート(2013年1月度)

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。