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勝ち組ノマドはソフトウェアエンジニアとアクチュアリー

2013.04.25

Updated by Mayumi Tanimoto on April 25, 2013, 09:02 am JST

最近は、世界中様々な所で働くことができる「ノマド」「グローバル人材」(日本の定義はおかしいんでありますが)になりたいと考えている若い方が少なくない様ですが、グローバルに活躍したい人にはどんな仕事が向いているんでしょうか?

CareerCast.com は、25年にわたり、毎年「その年の最高の仕事」というランキングを発表しています。調査には政府統計などの信用の高いデータを使用し、仕事の環境、収入、将来性、ストレスからランキングを作成します。

先日その2013年版が発表されましたが、給料が良く、就労環境が良く、ストレスが少なく、さらに、世界的に求人が増えている仕事のトップ5は

1. アクチュアリー
2. バイオ医療エンジニア
3. ソフトウェアエンジニア
4. 聴覚診断師
5. ファイナンシャルプランナー

でありました。

ランキングの高い仕事ほど、需要が高く、世界様々な場所で働くことができるチャンスが増えます。

10位にはシステムアナリストが入っておりますが、他20位までは、その殆どは、医療系もしくは技術系の技師、大学教授、統計専門家、などのかなり高度なスキルと訓練を必要とする職業です。

官僚、大企業の社員など「身分」で分類されていないのが面白いですね。あくまで「職業」により分類されているわけです。これは、日本の外、特に英語圏では、所属組織ではなく、職種により、給料も就労環境も大きく変わる、ということが背景になっています。

ちなみに、第一位のアクチュアリーは、予測されるリスクを統計的に吐き出して保険や金融商品を設計する仕事であります。アクチュアリーは全世界的に人不足なのですが、就労環境も給料も最高なのに、なり手がおらず、という状態です。何分人が足りないので、スキルと英語と経験があれば、世界中様々なとことで雇われます。グローバルに活躍したい方は挑戦してみると良いでしょう。

第三位のソフトウェアエンジニアに関しては、コンピューティングの仕事は今後も増える傾向にあり、2−3年のうちに全世界で約30%需要が増えると予測されています。なお、アメリカのケースだと、平均所得は9万ドルであります。日本円に直すと大体900万円ですね。 はやり、エンジニア強し、であります。

ちなみに、この調査「最悪の仕事」についても結果を発表しています。

1. 記者
2. 木こり
3. 軍人
4. 俳優
5. 石油採掘人

最も最悪な仕事みごと一位の記者でありますが、求人は年-6%であり、平均所得は日本円で360万円程度という低賃金。紙媒体がオンラインに移行しているケースもあるが成功は一握り、というのが実態で、求人は減る一方です。2位以下の仕事は、重機を使う危険な仕事の割には賃金が安かったり、仕事がどんどん減っている職種です。

他の連載や書籍などで何度も繰り返していますが、はやり、世界様々な国を点々として働きたい、年をとっても食べて行きたい、リストラ候補になりたくない、沢山稼ぎたい、楽な環境で働きたい、という方は、はやり、高度なスキルを持つ専門家になり、世界中どこでも仕事に必要な英語を身につけるのが近道の様です。

カフェでMacを叩いてアフィリエートで稼ぐ時間とか、「ノマドとは何ぞや?」「自由な生活とは何ぞや?」などと、一円にもならない「何とか論」を語っている暇があったら、本当に食べて行くことができる芸を磨け、ということですね。

金=仕事、がなければ、自由な生活なんて無理なんですから。誰が水道代や家賃やおむつ代を払ってくれるんでしょうか。自由な生活、新しい働き方というのをグチャグゃ喋るのが大好きな方々は、いくら素敵な理論を語っても、銭は空からふってこないということを理解できない方が少なくない様ですね。

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谷本 真由美(たにもと・まゆみ)

NTTデータ経営研究所にてコンサルティング業務に従事後、イタリアに渡る。ローマの国連食糧農業機関(FAO)にて情報通信官として勤務後、英国にて情報通信コンサルティングに従事。現在ロンドン在住。