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ドコモがLTE小型基地局装置を開発、基地局5万局化を推進

2013.06.20

Updated by Naohisa Iwamoto on June 20, 2013, 19:45 pm JST

NTTドコモは2013年6月20日、LTE方式に対応する小型基地局装置を開発し、運用を始めたと発表した。これまでのLTE基地局装置と比較すると、大きさが10%以下、重さ、消費電力がそれぞれ20%以下、25%以下となる小型軽量化と省電力化を達成した。

小型基地局装置は、リモート設置型基地局(光張出し基地局)の親局に相当するもので、最大2つの子局を接続して利用できる。異なる周波数の子局を組み合わせて設置すれば、1つの基地局装置で複数の周波数帯を重ねたエリアを構築できる。通信方式としてLTEに加えてW-CDMAへの対応を行うことで、XiとFOMAのエリアを同時に構築することも可能。LTEの最大通信速度は下りが75Mbps、上りが25Mbps、W-CDMAが下り14Mbps、上り384kbps。従来のLTE対応基地局装置はLTEのみで下りが150Mbps、上りが50Mbpsだった。

大きさは約29リットル(従来の基地局装置は約410リットル)、重さは約24kg(同約120kg以下)、消費電力は280W以下(同1200W以下)で、大幅な小型軽量化と省電力化を実現。これにより従来の基地局装置では設置が難しいような場所への設置を可能にして、Xiエリアの展開を加速する。NTTドコモのXi基地局数は、2013年3月末時点で2万4400局。今回開発した小型基地局装置も含めて、2013年度中に約5万局まで増設する予定だ。

【報道発表資料】
LTE対応小型基地局装置を開発

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。