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スマホだけで情報を作成/更新、サムスンが電子看板「店舗の力"AIR」を提供

2013.08.01

Updated by Naohisa Iwamoto on August 1, 2013, 19:11 pm JST

サムスン電子ジャパンは2013年8月1日、デジタルサイネージの「店舗の力」に、スマートフォンだけで手軽にコンテンツを作成/更新できる新製品「店舗の力"AIR"」を追加して提供すると発表した。出荷は8月30日に開始、サムスン電子ジャパンとNTTドコモが連携し、法人向けの需要を開拓していく。

▼スマートフォンで作成したコンテンツを無線LANで手軽に表示させられる「店舗の力"AIR"」20130801_samsung001.jpg

サムスン電子ジャパンでは、いわゆるデジタルサイネージを「電子看板」と呼び、日本での利用実態に合わせた製品の提供を目指してきた。「店舗の力"AIR"」もそうした試みの1つ。発表会に登壇したサムスン電子ジャパン ディスプレイ事業グループの宮田隆部長は「デジタルサイネージは米国発の製品で、企業のIT化や本社からの一括管理を目指したもの。しかし、日本市場は米国とは異なり、現場の力が活用できることが重要だ。一括管理ではなく、現場の判断でリアルタイムにコンテンツを作るような"電子看板"の需要に応える製品を作った」と製品のコンセプトを語る。

「店舗の力"AIR"」は、そうしたコンセプトを生かし、現場で即座にコンテンツを更新できるような製品に仕立てた。そのために使うのがスマートフォン。パソコンや有線のネットワークを必要とせず、スマートフォンと電子看板だけあればコンテンツの作成や更新が可能になる。操作は専用アプリをインストールしたサムスン電子製のGALAXYシリーズ スマートフォンから行う。テンプレートを使ったり、商品写真を撮影したりして、さらに手書きやフォントでPOPの文字を書き込んでコンテンツを作成する。スマートフォンで作ったコンテンツは、無線LANを介して電子看板に送りリアルタイムで表示を更新できる。

▼店舗の力"AIR"はGALAXYシリーズのスマートフォンとセットで利用する20130801_samsung002.jpg

正式対応しているのはGALAXY S4とGALAXY Note II。また、Android 4.1以降にアップデートしたGALAXY S III、同 IIIαでも利用可能。今後、サポートするスマートフォンの機種を増やしていく。専用アプリは当初は縦型の表示にだけ対応している。今後、横型表示、動画表示にも対応したアプリを提供する計画がある。

販売パートナーとして、NTTドコモ 法人事業部と、NTTドコモの販売パートナーである大日本印刷が店舗の力"AIR"を販売する。NTTドコモ 法人事業部 第二法人営業部 パートナー営業推進 担当部長の下條裕之氏は、「簡単に更新でき低価格なデジタルサイネージであり、小規模企業でも使える。NTTドコモの全国の法人営業担当者が積極的に販売を進める。デジタルサイネージの新しい分野での利用の提案にも結びつけていきたい」と抱負を語る。

サムスン電子ジャパンでは、32型の「TPA32C」、40型の「TPA40C」を製品として用意するほか、要望に応じて46型~75型の大画面ディスプレイを使った店舗の力"AIR"も提供する準備がある。販売価格はオープンだが、NTTドコモの下條氏は「40型のモデルで20万円を切る価格帯、32型では15万~16万円をターゲットに検討している」と言う。

【報道発表資料】
GALAXYと連携した日本市場向け電子看板「店舗の力"AIR"」発売

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。