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アイカーン氏、アップル株式を大量取得 - クックCEOに自社株買い戻しの加速を要求

2013.08.14

Updated by WirelessWire News編集部 on August 14, 2013, 11:19 am JST

大物投資家のカール・アイカーン(Carl Icahn)氏がアップル(Apple)の株式を大量取得していることを米国時間13日に明らかにした。


[WSJ]

同氏はすでにアップルのティム・クック(Tim Cook)CEOと話をし、手持ちの現金や新たな借り入れで調達した資金をつかってさらなる自社株買い戻しを進めることを要請したという。

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この発言を受けて、13日にはアップル株価が一時5%近く上昇、時価総額も約4448億ドルまで増加したという。

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[Tech Trader Daily]

これはアイカーン氏が同日Twitterで明らかにしたもの。この話を採り上げたWSJやBloombergでは、アイカーン氏のポジションを「10億ドル以上」とする関係者の話を紹介している。

長年「物言う投資家(activist investor)」として知られるアイカーン氏は、近年もIT業界で活発な動きを続けており、たとえば旧モトローラ(Motorola)のグーグル(Google)への売却でも大きな影響力を発揮したことが伝えられていた。また今年に入ってはデル(Dell)の非公開化をめぐって同社創業者のマイケル・デル(Michael Dell)氏らと激しい戦いを続けていることも周知の通り。

アップルでは、昨年9月に株価が過去最高となる700ドルを超えていたものの、その後は株価の下落が続き、今年に入っては一時400ドルを割り込んだこともあった。同社はすでに、2015年までに総額1000億ドルを株主への配当や自社株買い戻しに投じる計画を明らかにしており、前四半期には160億ドル相当の株式を買い戻したことを明らかにしていたが、同社の株価はいまだに400ドル台に低迷している。

アイカーン氏はティム・クックCEOに対し、さらなる自社株買い戻しを進めることで「たとえば一株525ドルで買い戻せば、株価は625ドル程度まで上昇する」などと話したという。

アップルは時価総額が非常に大きいため、アイカーン氏が株式取得を通じてさらなる発言権を確保することは難しいとするいっぽう、同氏以外の投資家の間に同調する動きが拡がることも考えられ、アップル経営陣に対する圧力はこれまで以上に高まることになりそうだ。


[Apple's Jobs Wouldn't Tolerate Icahn, Kedrosky Says - Bloomberg TV]

【参照情報】
Icahn Takes 'Large' Bite of Apple Stock - WSJ
Carl Icahn Discloses 'Large' Stake in Apple in Tweet - Bloomberg
Carl Icahn Makes a Large Investment in Apple - AllThingsD
Carl Icahn tweets about large stake in Apple, chat with CEO - CNET
Carl Icahn's private conversation with Tim Cook suggests Apple can still "wow" - GigaOM

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