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中国のスマートフォン市場、サムスンがアップルと国産メーカー各社との挟み撃ちに

2013.08.20

Updated by WirelessWire News編集部 on August 20, 2013, 13:11 pm JST

サムスン(Samsung)の売上に占める中国市場の割合が低下していると韓国の聯合ニュース(Yonhap News)が現地時間18日に報じた。この話によると、サムスンの2013年上半期の売上高は77兆2000億ウォン(約694億ドル)に上ったが、そのうち中国市場の割合は16.4%(12兆6000億ウォン、約113億ドル)で前年に記録した20.4%から4%低下したという。なお今年上半期の市場別割合は、南北アメリカが26.7%(前年比4.3%増)、中国を除くアジア・アフリカ地域は23.3%(同2.7%増)、欧州が21.5%(同0.6%減少)、韓国が12.1%だったという。

聯合ニュースによると、サムスン幹部はこの結果について、南北アメリカ市場でハイエンドのスマートフォンが売れ行き好調なことを挙げつつ、中国では低所得層の消費者の間でもっと効果的にプレゼンスを拡大する必要があると述べたという。

また、この話題を採り上げたThe Next Web(TNW)では、アップル(Apple)もサムスンと同様、中国市場で苦戦しているとした上で、出荷台数の大きな部分を占める低価格端末が売上高の増加に繋がりにくいと指摘している。なお、アップルの中国市場での売上は4-6月期に前年比14%減少し、46億5000万ドルとなっていた。

サムスンは中国のスマートフォン市場でも出荷台数では首位につけており、今年第1四半期には約1250万台、第2四半期には約1530万台をそれぞれ出荷、市場シェアは第2四半期に19.4%まで上昇したという。ただし、サムスンとアップルとの売上の差は出荷・販売台数ほど大きくはないと同媒体は述べている。

TNWではこの点について、アップルがハイエンドのスマートフォンだけを販売しているのに対し、サムスンはより競争の激しい低〜中価格帯の市場で戦わなくてはならないことを理由に挙げている。中国のスマートフォン市場ではこのところ、レノボ(Lenovo)やユーロン(Yulong)、ZTE、ファーウェイ(Huawei)、シャオミー(Xiaomi)などの国産メーカーの台頭が目立ってきており、さらに最近では携帯通信事業者最大手のチャイナ・モバイル(China Mobile)が独自ブランドの低価格端末を発表するといった動きも出ており、こうした流れがサムスンにとって苦戦の原因となっているとTNWは分析している。

なお、チャイナ・モバイルの製品は、3G対応のAndroidスマートフォン「M601」が499元(約80ドル)で、マーベル(Marvell)製のデュアルコアプロセッサ(1.2GHz)、4インチの液晶画面、3メガピクセルのカメラなどを搭載。いっぽう、LTE対応の上位機種「M701」は価格が1299元(約210ドル)で、MTK6589という1.2GHzのクァドコアプロセッサ、5インチの液晶画面、8メガピクセルの背面カメラ/1.2メガピクセルの前面カメラなどを搭載、といった仕様になっているという。

【参照情報】
China's share in Samsung Electronics' net sales falls - Yonhan News
Samsung's struggles in China: Record sales don't mean record revenue - TNW
Samsung's smartphone sales in China jump to record 15 million in Q2: Strategy Analytics - TNW
China Mobile announces its first own-branded smartphones, including an LTE model for $210 - TNW

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