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ベンチャー支援の「ドコモ・イノベーションビレッジ」第2期募集、パートナー企業枠も新設

2013.09.02

Updated by Naohisa Iwamoto on September 2, 2013, 17:56 pm JST

NTTドコモは2013年9月2日、革新的なサービスや技術を持つベンチャー企業などを対象にした起業支援プログラム「ドコモ・イノベーションビレッジ」の第2期参加チームを募集すると発表した。第2期では、新しくドコモとパートナー企業が一体になって支援する「パートナーブースト枠」を新設する。

第2期プログラムは「グローバル・スタンダードになりうる、モバイルを活用したサービス」をテーマとして、2013年9月2日から2013年10月10日にかけて募集する。審査により選出された参加チームは、転換社債引受による200万円の資金提供やオフィススペースの提供、社外メンターによるメンタリング機会の提供などの支援を受けられる。参加チームは4カ月のサービス開発期間の後、イベントで成果を発表する。優秀なサービスはドコモとの事業提携や出資の検討などの機会が得られる。

第2期の今回から、新しくパートナーブースト枠を設ける。今回は、NTT西日本、NTTぷらら、NTTデータの各社がパートナー企業として参加し、各企業のテーマと合致した応募チームがあった場合に選出される。ドコモからの支援に加えて、パートナー企業からの支援も受けられる。

携帯電話事業者が提供するベンチャー支援プログラムとしては、KDDIが実施している「KDDI ∞ Labo」が先行し、8月に第5期の応募を締め切ったところ。新規事業の開拓に、ベンチャー企業や学生などの新しいアイデアを活かす試みが、両社の動きにより一層活発になりそうだ。

【報道発表資料】
起業支援プログラム「ドコモ・イノベーションビレッジ」第2期参加チームの募集を開始

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。