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生活シーンの中で解決されていない課題にフォーカス ~KDDI ∞ Labo第5期参加チーム紹介

2013.09.25

Updated by Asako Itagaki on September 25, 2013, 20:37 pm JST

201309252100-1.jpg9月25日、KDDIのインキュベーションプログラム「KDDI ∞ Labo」第5期参加チームに関する説明会が開催された。KDDI ∞ Laboは、スタートアップを対象とした3か月間のインキュベーションプログラム。チームに対してサービス立ち上げの経験があるKDDI社員のメンターがつきチームをサポートすると同時に、社外の専門家や起業家の先輩、KDDI研究所の持つ技術など、さまざまなリソースでバックアップする。第5期の今期は、学生枠1チームを含む5チームが選ばれている。

参加チームのプレゼンテーションに先立ちKDDI ∞ Labo ラボ長の江幡智広氏(写真右)は、「5チームの成長、成功、事業の確度をあげる活動を全力でサポートする。KDDIをかじりつくして、3か月間皆さんの思うところを実現していただきたい」とエールを送った。

今回選ばれた5チームのサービスの概要と、プログラムが終了する12月のゴール設定は以下の通り。

スマオク(ザワット株式会社)

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スマートフォン特化型ブランド古着オークションサービス。「個人間取引を本当のオークションシステムで実現」「クローゼットの中の想い出たちが、明日には誰かの笑顔に変わる」をコンセプトに、写真を撮影するだけで簡単にオークションができるサービスを提供する。20代~30代前半の女性をメインターゲットに、現在先行登録を募集中。3か月間のプログラム期間中にiOS版、Android版のアプリリリースを計画している。

Dr.Wallet(学生枠・株式会社Bear Tail)

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レシートの写真を撮影すると家計簿ができる、いわゆる家計簿アプリだが、人力で入力するのが特徴。8月19日にiOS版・Androido版アプリのベータ版を公開しており、既に3万ダウンロードの実績がある。人力で入力することで「ユーザーは入力の手間がかからない」「データの精度が高くDBの質がいい」という2つの強みを訴求する。人力というアプローチを取りながらも「エンジニア中心のチームとしてITで課題解決を目指す」として、プログラム期間中には有料版の提供を10月から、また独自OCRの開発による入力の効率化、レシート連動型クーポンのリリースを目指す。

PEDALRest(チームPEDALRest)

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遊休スペースを貸して、自転車通勤者を借りてとしたマーケットプレイスの提供で、遊休スペースの駐輪場化を推進するサービス。「自転車撤去の悲しみにさようなら」というコンセプトは、代表の中島氏自身の「会社の近くに駐輪場がなく、何度も自転車を撤去された」という経験にもとづく。サービスはリリース前だが、ビジネスアイデアコンテストで受賞経験もあるアイデアだ。現在はティザーサイトを公開した段階だが、12月にはオープンベータ版のサービスとして、東京の駅近くの月極駐輪スペースのマッチング提供を目指す。

アオイゼミ(株式会社葵)

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既にリアルタイムで毎週中学生にライブ授業を無料で配信しており、1500人が同時受講している。生徒が授業中に「わかった」「できた」「わからない」などのスタンプを押して参加し、一緒に受講している生徒同士のリアクションが見える「一緒に受講する楽しさ」が成績向上につながっているという。ライブ授業以外のつながりの場を、教室としてウェブに再現する学習SNSの開発を目指し、プログラム期間終了時にはベータ版をリリース予定。

ズカンドットコム(株式会社ズカンドットコム)

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みんなが投稿した写真を1つの分類ツリーでみんなで分類することで、テーマごとに画像コレクションを作る「図鑑プラットフォーム」。ビジネスモデルとしては、「図鑑」というテーマ特化型コンテンツに対する広告モデルと、撮影者に利益を還元する写真ライブラリーを想定している。現在はPC版のベータ版を提供中で、3つの図鑑があるが、11月末までに50図鑑、12月末には100図鑑を目標としてどうするかを考えていく。

選定の基準としてラボ長の江幡氏は「スマートフォンが生活内に入ってきている世の中で、生活シーンの中で解決されていない課題に対してきちんとフォーカスされており、納得感があるか」「3か月後にゴールとしてアウトプットをだし、それに対してKDDIが支援できるか」という視点を挙げた。

既にチームは9月の初めから活動を始めており、終了は12月上旬を予定している。

▼参加チーム代表とKDDIメンターの集合写真
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【関連情報】
KDDI ∞ Labo [ムゲンラボ]
KDDI ∞ Labo 第5期プログラム参加チームが決定しました。

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板垣 朝子(いたがき・あさこ)

WirelessWire News編集委員。独立系SIerにてシステムコンサルティングに従事した後、1995年から情報通信分野を中心にフリーで執筆活動を行う。2010年4月から2017年9月までWirelessWire News編集長。「人と組織と社会の関係を創造的に破壊し、再構築する」ヒト・モノ・コトをつなぐために、自身のメディアOrgannova (https://organnova.jp)を立ち上げる。