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大手チップメーカーのエヌビディア(Nvidia)は中国時間12日、北京で開催されたイベントのなかで、AI/ディープラーニング関連の処理に最適化した最新GPU「P4」および「P40」を発表した。

エヌビディアによれば、新たなGPUは同社の「Pascal」アーキテクチャを採用し、音声や画像、テキスト認識などへの利用を想定したもの。また、その処理性能については、P4が前モデルの「M4」に比べて画像処理能力が3倍以上向上しており、これはインテル(Intel)のサーバーチップに比べても40%高い処理性能だという。いっぽう、P40はスーパーコンピューターなどへの搭載を想定したもので、8個のP40を搭載したサーバーの処理能力は140 台のCPUサーバーに匹敵するという。

ディープラーニング関連処理向けのチップについては、インテルでも先月、同社の「Xeon Phi」のアップデート版を発表。同チップは、AI向けチップ分野で先行するエヌビディアへの対抗策とみられていた。

なお、P4は今年11月、P40は今年10月にリリース予定となっている。

【参照情報】
Nvidia releases Pascal GPUs for neural networks - ZDNet
Nvidia debuts 2 Pascal-based Tesla chips for deep learning applications - VentureBeat
Nvidia Debuts New Chips in Race With Intel to Provide AI Engine - Bloomberg

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