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アップル株価が5%以上も値下がり - 「iPhone 5C」の価格設定に失望の声

2013.09.12

Updated by WirelessWire News編集部 on September 12, 2013, 11:09 am JST

米国時間10日に新型スマートフォン2機種を発表したアップル(Apple)の株価が、翌11日には5%以上も下落した。「廉価版iPhone」として注目を集めていた「iPhone 5C」の価格が期待されたほど安くなかったことが影響したとみられる。

アップルの株価は米国時間11日、5.44%安の467ドル71セントまで下落。また発表前日9日の終値506ドル17セントと比べると40ドル近く値下がりしたことになる。

iPhone 5Cは、米国では16GBのモデルが99ドル(通信事業者との2年契約が条件)で販売されるが、一括払いでの購入では549ドルと、「400ドル〜500ドル」という一部アナリストの予想とは開きがある。さらに中国での価格が約733ドル〜となっているのは既報の通り。

これについて、BTIGのアナリスト、ウォルター・ピエシク(Walter Piecyk)氏の「iPhone 5Cの価格は安いとは言えず、まだスマートフォンを手にしていないプリペイドユーザーなど、グローバルな成長の可能性が残されている層にアプローチするには不十分」とする見方がAllThingsDには紹介されている。またBloombergでは、調査会社ウェッジ・パートナーズ( Wedge Partners)のブライアン・ブレア(Brian Blair)氏の「これほど高い設定になるとは誰も予想していなかった」とするコメントが記されている。

アップルは近年、Android OS搭載の安価なスマートフォンを販売するサムスンやLG、それにレノボをはじめとする中国メーカー各社などにシェアを奪われていると伝えられることが多く、とくに中国やブラジル、インドなど、端末を一括購入するプリペイドユーザーが多い新興国ではこの傾向が顕著という報道も目立つ。また米国などでは中〜低価格帯製品の機能向上に伴い、高価な最上位機種の売れ行きが鈍っているとする話を目にすることも少なくない。

今回の新型iPhone発表を受け、UBSやバンク・オブ・アメリカ(Bank of America)、クレディ・スイス(Credit Suisse)など各社のアナリストがアップル株の見通しを引き下げており、いずれも「iPhoneの価格の高さがネックとなり、新興市場での販売台数は限られたものになる」としているとBloombergは記している。

【参照情報】
Apple Shares Down More Than Five Percent Following New iPhone Event - AllThingsD
Apple Drops as IPhone Models Reflect Shift From Pioneer - Bloomberg
Apple stock falls 5.4% on concern about iPhone pricing - USA Today

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