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サムスン電子、「For JAPAN」と「コラボ」で日本市場を切り拓く取り組みを紹介

2013.10.16

Updated by Naohisa Iwamoto on October 16, 2013, 21:11 pm JST

サムスン電子ジャパンは2013年10月16日、GALAXYの製品やビジョンを紹介するイベント「WORLD TOUR 2013 TOKYO」を開催した。GALAXY Note 3やGALAXY Gearなどグローバルでも注目の新製品の説明に加えて、日本市場での取り組みを紹介した。キーワードは「For JAPAN」と「コラボレーション」だ。

WORLD TOURは世界56カ国で開催されてきたイベントで、今回は東京で実施した。サムスン電子ジャパン専務の石井圭介氏が登壇し、サムスン電子の製品戦略について次のように語った。「サムスン電子では日本で発売する3種類の新製品を3つのキーワードで説明している。"変革""新しいスマートフォンライフ""For JAPAN"だ。これらを核にして次々に新製品を提供していきたい」。

▼「For JAPAN」を1つのキーワードに掲げるサムスン電子ジャパン専務の石井圭介氏20131016_samsung001.jpg

「変革」は、主にGALAXY Note 3の形容。初代のGALAXY NoteからGALAXY Note IIは著しく機能が進化したが、IIからNote 3では進化ではなく変革を遂げているという。「ペンを抜いた瞬間に新しい世界への扉が開く」(石井専務)。「新しいスマートフォンライフ」は、「GALAXY Gear」が提案する世界観の形容だ。身につけたGALAXY Gearがネットワークとやり取りすることで、コミュニケーションの仕方が変わっていくことを、デモを通じて示した。

3つ目が「For Japan」。For JAPANの象徴が日本向けオリジナルデザインを採用した「GALAXY J」の投入だという。日本のユーザーに親しみやすさを提供するため、日本向けオリジナルのブロックデザインや、微妙な色合いを表現したオリジナルカラー3色を展開する。さらに、ソフトウエアでもFor JAPANを表現する。その1つが独自の「8フリック入力」。フリックを上下左右のほか斜めも加えた8方向で可能にし、ひらがな、アルファベット、数字を画面切り替えなしにフリックだけで入力できるようにした。

また、石井専務は「使われないことを前提にした日本向けの新機能」として「緊急時長持ちモード」を紹介した。これは東日本大震災を経験した日本ならではの機能。災害時などに充電ができないような状況になっても、ディスプレイを白黒表示にするなどにより約40%まで消費電力を抑えることが可能だ。30%の電池残量で、GALAXY Note 3は6日、GALAXY Jは5日程度、通話に限定して利用できるという。

▼8フリック入力と並んで日本向けの代表的な機能「緊急時長持ちモード」を紹介20131016_samsung002.jpg

さらに、日本市場で一層の展開を図るため「コラボレーション」を重視する。1つがLINEとのコラボレーション。その第一の成果としてLINEは、GALAXY Gear向けの専用アプリを開発し、GALAXY Gearに標準搭載した。GALAXY Gearでメッセージを閲覧したり、10種類のスタンプで返信することが可能になった。今後についてLINE 執行役員の舛田淳氏は、「GALAXY Gearでフリートークによる通話ができる機能の提供も計画している。また、GALAXYシリーズのマルチウィンドウで、2つのLINE画面を同時に起動する機能も、11月中には提供できる」という。マルチウィンドウで、別の人やグループのトークを同時に利用できるようになる。

もう1つがエイベックス・グループ・ホールディングスとのコラボレーション。同社代表取締役CBOの林真司氏は「ユーザーに音楽やエンターテインメントをより楽しんでもらうために、一緒に努力していく。その第一弾として、レコメンド型音楽配信サービスの"GAmusic"を10月17日に開始する。月額350円のサービスを、GALAXY Note 3またはGALAXY Jのユーザーには90日間無料で提供する」と語る。

世界の最先端のスペックを誇るGALAXYシリーズを展開し、グローバルで大きなシェアを持つサムスン電子。日本市場では、日本向けの製品や、日本のユーザーの琴線に触れるようなサービスを提供し、これまで以上に国内ユーザーへの浸透を目指す意気込みを感じた。

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。