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激安タブレットPC戦争勃発!スーパーが独自デバイス販売

2013.10.16

Updated by Mayumi Tanimoto on October 16, 2013, 23:29 pm JST

タブレットPC市場が世界的にも拡大していますが、イギリスでも大人気です。調査会社のeMarketerは、現在人口の約3分の一の2,000万人がタブレットPCを使用し、2017年までに3,480万人が使用すると予測しています。イギリス通信庁(Ofcom)の調査では、2012年には11%の家庭がタブレットPCを所有していましたが、2013年の上四半期には23%に増加しています。

イギリスではタブレットPCがブームなわけですが、今年のクリスマス商戦に向けて、大手スーパーが独自ブランドのデバイスの販売を始めたことが話題になっています。

9月にはスーパー最大手のTESCOが独自ブランドの Android タブレットであるhudlの販売を開始しました。

お値段は£119(約17,850円)で、Kindle Fire HDの£110(約18,000円)とほぼ同価格です。OSはAndroid 4.2.2 Jelly Bean、重さは370グラム、スクリーンは7インチで解像度1,440x900 ピクセル 、ハードディスクは拡張可能の16GB 、バッテリー稼働時間は9時間、プロセッサはquad core 1.5GHz でメモリは1GB、Dual-band Wi-Fi (2.4GHz and 5GHz) 802.11 a/b/g/n、Bluetooth 4.0、GPS、Micro-USB 2.0
Micro-HDMI対応です。色は4種類です。

一方で、カタログ販売大手のArgosも10月16日からMyTabletという激安 Android タブレットを販売します。£99 (約14,850円)と思いっきりテスコを意識した価格設定です。OSはAndroid 4.2.2 Jelly Bean、スクリーンは7インチ解像度は 1,024x600 ピクセル、ハードディスクは8GBですがmicroSD で拡張可能、プロセッサはdual-core 1.6GHz 、Wi-Fi、 Bluetooth、micro-HDMI、 Micro-USB対応です。色は2種類です。

£20の価格差はありますが、スペック的にはhudlの方が魅力的なので、クリスマスプレゼント用にhudlを買う消費者の方が多そうな気がします。

イギリスでも、マイナーなPCショック独自ブランドや、中華パッドであれば£35(約5700円)で購入可能ですが、スペックはhudlとMyTableを遥かに下回ります。両者ともこのクラスのタブレットとしては最安値です。

TescoとArgosで激安タブレットを売るというのは、日本で例えると、セブンイレブンが独自ブランドのタブレット店頭で売ってしまうという感覚です。Tescoはイギリスのダイエー、Argosはセシール+ジャパネットタカタ÷2Xドンキホーテ、という感じの店です。前者に行くと、巨大なカートにビールを3箱と巨大なポテトチップスの袋を入れた方がおり、後者は、ヒョウ柄の毛布とかショッキングピンクのソファーを買っているお客さんがいます。ちなみに、イギリスは日本みたいなコンビニはありませんので(似た様なのはありますが)24時間オープンのTescoがコンビニ代わりだったりします。タブレットPCがここまで一般化したのか、となんだか感慨深い物があります。

イギリスでは、現在59%がiPadユーザーです。しかし、市場の伸びを牽引するのは低価格タブレットです。今後は12歳以下と60歳以上のユーザーの伸びが最も大きいとという予測をみると、TescoとArgosのデバイスがタブレット市場を塗り替えてしまうかもしれません。

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谷本 真由美(たにもと・まゆみ)

NTTデータ経営研究所にてコンサルティング業務に従事後、イタリアに渡る。ローマの国連食糧農業機関(FAO)にて情報通信官として勤務後、英国にて情報通信コンサルティングに従事。現在ロンドン在住。