WirelessWire News The Technology and Ecosystem of the IoT.

by Category

人はみな一人では生きていけないものだから

2013.11.05

Updated by Kenji Nobukuni on November 5, 2013, 17:00 pm UTC

TapTap
201311051700.jpg

タッチした感触を伝えるリストバンドが来春、発売される。TapTapは遠距離恋愛や単身赴任のカップルなど離れ離れの二人のための一対のリストバンドで、いつでも相手を感じることができるようにしてくれる。あなたがTapTapをタップする(軽く叩く)と、通信ネットワークを介して相手のTapTapにそのことが伝わり、タップが再現される。叩き方に意味を持たせておけば、暗号のように意図を伝えることもできる。

モールス信号を習得すれば完全な文章も伝送できるが、そちらはメールやショートメッセージの領域で、TapTapでは、「元気かい?」「会えなくて寂しい」などいくつかの感情が伝わって返事が返れば十分なのだろう。加速度メーターがタップ(叩く動作)を、容量センサーがタッチ(触れる)動作を検出して相手に伝える。叩く強さも伝わるようだ。

TapTapは2014年4月に1組130ドルで発売される予定。重さは30グラム程度。一回の充電で7日くらい使えるらしい。iOSまたはAndroidアプリと連動する。ソフトウェア開発キット(SDK)やクラウドのAPIが公開されるので、内蔵のセンサーを活用してアラーム時計機能を持たせることも、Fitbitのような活動量計(トラッカー)にすることもできる。

TapTapはニューヨークのWoodenshark社がクラウドファンディングのKickstarterで資金調達を行っているプロジェクトの製品だが、類似の製品をポーランドのデザインスタジオでも開発している。TACTILUというそのリストバンドも片方に触れると、もう片方にその触感を再現してくれる。

遠く離れていても、言葉だけでなく、「ふれあい」が必要という感情は世界共通なのだろう。

【参照情報】
TapTapのウェブサイト
TapTapのKickstarterのページ
遠く離れていても触覚を伝えるバングル

WirelessWire Weekly

おすすめ記事と編集部のお知らせをお送りします。(毎週月曜日配信)

登録はこちら

信國 謙司(のぶくに・けんじ)

NTT、東京めたりっく通信、チャットボイス、NECビッグローブなどでインターネット関連の事業開発に当たり、現在はモバイルヘルスケア関連サービスの事業化を準備中。 訳書:「Asterisk:テレフォニーの未来