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ドコモ、アクティブアンテナの屋外実験で電気的損失の低減を実証

2014.02.21

Updated by Naohisa Iwamoto on February 21, 2014, 20:07 pm UTC

NTTドコモは2014年2月21日、アクティブアンテナを使った屋外実験を実施し、基地局の電気的損失を低減することに成功したと発表した。損失の低減により効率的に電波を送受信できるようになり、カバーエリアの拡大につながる。

屋外実験は、日本電業工作が開発したアクティブアンテナと、ドコモのLTE基地局で構成した実験局で実施した。NTTドコモによれば、アクティブアンテナを使った屋外実験は日本初という。実験に使ったアクティブアンテナは、アンテナ素子と無線機を一体にし、アンテナ素子ごとに制御することできめ細かい通信ネットワークを構築できる。今回の実験では、無線機とアンテナ素子を一体化することで、従来型の基地局と比較して基地局の電気的損失を4dB低減できることを実証した。これは、基地局のカバーエリアが従来型比で1.7倍拡大することに相当するという。

アクティブアンテナを用いた基地局は、従来型基地局よりも小型化が可能で、これまで設置が難しかった場所にも設置がしやすくなる。また、一部の無線機が故障した際にも継続して通信サービスを提供できる。さらにMIMOとの相性がいいこともあり、将来的にLTE-Advancedや5Gのネットワーク構築の効率化につながるという。

【報道発表資料】
基地局のカバーエリアを拡大するアクティブアンテナの屋外実験に成功

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。