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アップル、「iWatch」にソーラーパネルや非接触充電機能の搭載を検討(NYTimes報道)

2014.02.03

Updated by WirelessWire News編集部 on February 3, 2014, 17:49 pm JST

NYTimesが2月2日(米国時間)にテクノロジー大手各社などで進められているバッテリー技術の研究開発の動きを報じた記事を公開したが、そのなかでアップル(Apple)がスマートウォッチ(「iWatch」)への採用を視野に、ソーラーパネルや非接触充電機能など複数の新たな技術を開発しているとする話が登場し、注目を集めているようだ。

これらの技術のなかで、まずもっとも実現性が高そうなのが非接触充電で、NYTimes記事には「ノキア(Nokia)製スマートフォンですでに使われているのと同じ電磁誘導(magnetic induction)方式」とあるから、おそらく「Qi」規格のものと思われる。但し、この話題に触れたThe Vergeでは、2012年10月の「iPhone 5」発売前後の段階で、アップルのフィル・シラー(Phill Schiller)マーケティング担当SVPが非接触充電機能の搭載に否定的な発言をしていたことも挙げている。同SVPはその際、「充電用パッドをコンセントに差さなくてはならないのなら、本体を直接充電ケーブルでつないでも同じこと」などと述べていた。

いっぽう、「実現までにはまだ数年かかる」との但し書き付きで紹介されているのがソーラーパネルをつかった発電・充電のアイデア。これは、スマートウォッチの画面上に透過性のソーラーパネルの膜(レイヤー)を追加するというもので、こうすることで着用者が屋外にいる間に自動的にバッテリーを充電できるようになるとされている。

そのほか、いわゆる「自動巻」腕時計と同じ仕組みで少しずつバッテリーを充電していくアイデアや、薄型のフレキシブル・バッテリーのアイデアなども言及されている。

この記事にはほかにも、アップルがここ数年の間に、テスラ(Tesla Motors)、トヨタ自動車、それにA123システムズ(A123 Systems)などの各社で働いていたバッテリーや電気関連のエンジニアを採用してきていることや、同社が以前からiPodやiPhoneへのソーラーパネル搭載を試みてきたものの、結局うまくいかなかったとする元アップル幹部のトニー・ファデル氏(Tony Fadell、現Nest CEO)のコメントもある。こうした取り組みが結実しなかった理由について、同氏は「モバイル端末だと、ユーザーが屋外にいるときにはポケットやバッグのなかにしまわれていることが多く、また屋内では電灯などの光源が弱いため必要な量を発電できないことがわかったため」などと説明している。

なお、アップルがモバイル端末やウェアラブル端末向けと想定されるさまざまなバッテリー関連の特許を取得していることは、これまでに各所でその都度報じられていた。いっぽう、開発中とされるiWatchに絡めてそうした技術のまとまった話が報じられた例はまだそれほど多くない。

【参照情報】
Building a Better Battery - NYTimes
Apple's smartwatch could use solar power and wireless charging: NYT - The Verge
NYT: Apple looking into solar, wireless inductive charging for 'iWatch - Apple Insider
Apple said to be studying solar, motion charging for iWatch - CNET

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