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サムスン、スマートウォッチ「Galazy Gear」新機種にはTizen OSを採用か(USA Today報道)

2014.02.19

Updated by WirelessWire News編集部 on February 19, 2014, 14:26 pm JST

サムスン(Samsung)がスマートウォッチ「Galaxy Gear」の新機種を来週バルセロナ(スペイン)で行われる「MWC 2014」で発表する公算が高まっているが、この新機種に同社やインテル(Intel)などが開発を進めてきた「Tizen OS」を採用してくるとする話がUSA Todayで米国時間18日に報じられた。

昨年9月はじめに発表された「Galaxy Gear」には、グーグル(Google)製の「Android OS」が採用されていた。今回USA Todayが3人の情報筋の話として伝えているところでは、サムスンがこの「Android OS」に代えて、HTML5バージョンのTizenを新しいGalaxy Gearに採用する可能性があるという。このOS切り替えの動機については、グーグルのさらなる影響力拡大をサムスンが避けたいと考えた、あるいはグーグルで開発中のウェアラブル向けAndroid OSについて同社の管理が厳しくなる可能性をサムスンが嫌気した、などの可能性が挙げられている。

Tizenは、もともとインテルとノキア(Nokia)が開発していた「MeeGo」、NTTドコモなどが開発を進めていた「LiMo Platform」、それにサムスンの「Bada」などの流れを汲むオープンソースのプロジェクト。とくにサムスンは、グーグルを牽制する材料として同OSの開発に力を入れているとされていたが、いっぽうではアプリ開発が難航していることなども伝えられており、また今年1月には通信キャリア側の有力メンバーとされているNTTドコモが、同OS搭載端末の発売を「当面見送り」としたことも報じられていた。

また先月末から今月はじめにかけては、技術特許関連の包括的なクロスライセンス契約締結など、グーグルとサムスンとの関係修復を示唆する動きも報じられており、そうしたなかでこれまでTizenを推してきたサムスンの出方に関心が集まっていた。USA Todayでは、Galaxy Gear新機種へのTizen採用の動きについて「同社がTizenを諦めていないことを示唆するもの」としている。

サムスンでは、グループ会長の李健熙(Lee Kun-Hee)氏が今年の年頭に行った幹部向けの挨拶のなかで、「ハードウェアに重点を置いてきた従来のビジネスモデルや戦略をすべて捨て、新たなソフトウェア関連のイノベーションに注力する」ことを求める発言を行っていた。昨年後半から続く株価の低迷や、その主たる原因とされるハイエンド・スマートフォン市場の成長鈍化を受けて、同社がTizenを中核に据えた自前のエコシステム構築を本格化させてくる可能性も考えられる。

【参照情報】
Samsung's updated smartwatch to shun Android - USA Today
http://www.usatoday.com/story/tech/2014/02/18/samsung-gear-smartwatch-tizen-android/5583023/
Report: Samsung Galaxy Gear 2 to run on Tizen - GigaOM
Samsung plans to launch new Galaxy Gear models next week - The Verge
Samsung's New Year's Resolution: Get Rid of Old Habits - WSJ

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