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SiriとGoogle Nowのいいとこ取り? - マイクロソフト、パーソナル・アシスタント機能「Cortana」を開発

2014.02.21

Updated by WirelessWire News編集部 on February 21, 2014, 16:33 pm JST

マイクロソフト(Microsoft)が、アップル(Apple)の「Siri」やグーグル(Google)の「Google Now」にも似たパーソナル・アシスタント機能の開発を進めているとする関係筋の話が、米国時間20日にThe Vergeで報じられている。

「Cortana」というこのアシスタント機能は今年リリース予定の「Windows Phone 8.1」の一部として提供される見通しで、「Windows Phone 8」に含まれる「Bing」検索機能に置き換わるものになるという。The Vergeでは、Cortanaの具体的な機能について、ユーザーの所在地、連絡先情報、カレンダー、リマインダーなどを管理する「Notebook」を紹介しているが、この「Notebook」には自動学習機能が含まれるいっぽう、プライバシー保護の観点からCortanaがアクセスできる情報をユーザーが管理できる機能も持たせられるなどとしている。またSiriと同様、質問に対する答えを音声で返したり、ユーザーに挨拶することなども可能になるという。さらに、Cortanaは天気や株価、道案内といった情報を提供するほか、位置情報などのデータをもとに常用に応じたおすすめ音楽などの情報も提示するという。

The Vergeでは、「Cortanaの真価が明らかになるのは、音声コマンドや音声による質問の理解力と反応」とし、「最低でもSiriと同程度の性能が実現できないと、パーソナル・アシスタント機能として打ち出すのは難しい」などと記している。

【参照情報】
Apple has Siri, and Microsoft is about to get Cortana - The Verge
Microsoft's Cortana Could Combine the Best Parts of Siri and Google Now - GIzmodo
Microsoft's digital assistant Cortana reportedly borrows the best of Siri and Google Now - Engadget

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