DNPがMWC初出展、NFCやO2O向けのソリューションをグローバルに展開
2014.02.27
Updated by Naohisa Iwamoto on February 27, 2014, 07:48 am JST
2014.02.27
Updated by Naohisa Iwamoto on February 27, 2014, 07:48 am JST
スペイン・バルセロナで開催されているMobile World Congress 2014(MWC 2014)には、大日本印刷(DNP)が初めて出展した。NFC対応スマートフォンに向けたソリューションや、スマートフォン向けのO2Oサービスのプラットフォームを国内からグローバルへと広げるための足がかりとする考え。
▼DNPenguinが同社のモバイル関連の取り組みを紹介
初めての出展とあって、「DNPとはどんな会社なのかをまず理解してもらうことが必要」(説明員)と、ブース前面には同社のキャラクター「DNPenguin」を配したタッチ式の企業紹介パネルを設置。スマートフォン関連のソリューションを数多く手がけている企業であることをアピールしていた。
▼「モバイル・ウォレット」「スマートビューロ」など、決済、クレジットカードのNFCソリューションを展示
紹介していたNFCソリューションは、支払いやクーポンサービスを実現する「モバイル・ウォレット」、クレジットカードや会員証、電子マネーなどの機能を付加する「スマートビューロ」、NFCで機器からスマートフォンへデータを転送する「NFCプラグ」など。NFCプラグでは、肌の状態測定をする機器からスマートフォンへと測定データを手軽に渡せる様子を示していた。また、O2Oサービスを手軽に構築できるプラットフォーム「PASSMART」を紹介、ニュースやクーポンの配信などのO2O機能をカスタマイズして組み込んだスマートフォンアプリの提供が、低コストかつ短期間でできることを紹介していた。
▼「PASSMART」でアプリを作るときに選択できるO2O向けの機能を紹介
説明員によれば、いずれも来場者の関心は高いとのこと。特に日本ですでにサービスを提供してきていることから得た顧客獲得、運用など高度なノウハウがあることが海外の企業などから注目されているという。NFCサービスが立ち上がりつつある欧米などへの展開に、期待が高まっているようだ。
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登録はこちら日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。