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ドコモ、音波を使ったチェックインソリューションを提供開始、JR東のアプリにも搭載

2014.03.04

Updated by Asako Itagaki on March 4, 2014, 22:27 pm UTC

NTTドコモは、音波技術を使ってスマートフォンアプリにチェックイン機能を組み込むことができるソリューション「Air Stamp」の提供を2014年3月4日から開始する。ドコモのO2Oサービス「ショッぷらっと」で培った音波技術によるチェックイン機能をオープン化し、モバイルサービス提供事業者向けにソリューションとして提供するもの。チェックインサービス構築のために必要な音波装置や対応アプリの開発環境をドコモが提供する。

スマートフォンの音声用マイクを使用して、人間の耳には聞こえない高周波域の音声信号により位置を特定し、チェックインを行う。音声用マイクが搭載されているスマートフォンであれば基本的に対応機種とでき、アプリ立ち上げ時にマイク機能が自動的にonになるため、GPSやBluetoothのようにサービスの利用の都度特定の機能をONにする必要がない。また、音は電波と異なり壁で反射されるため、店舗内等の閉じた空間内だけをエリア化し、エリア外でのチェックインを防止できる。広い空間であれば、半径20m程度のエリア構築が可能。

▼Air Stampの実装方法(報道発表資料より)
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モバイルサービス提供事業者は、自社店舗内における独自のポイントサービス、クーポン配信サービス、博物館やイベント会場などにおけるピンポイントな情報配信など、GPSが利用できない場所でのスマートフォン向けチェックインサービスを自社で開発・提供できる。

なお、同日発表されたJR東日本による情報配信アプリ「JR東日本アプリ」内のコンテンツ「山手線トレインネット」では、Air Stampを使用して乗客の位置に応じた車両の停車駅案内、ホーム駅案内、各号車の温度、混雑率など運行関連情報をリアルタイムで提供している。

【報道発表資料】
音波を使ったチェックインソリューション「Air Stamp」の提供開始(NTTドコモ)
3月 10 日、「JR東日本アプリ」デビュー! (JR東日本)

【参照情報】
JR東日本アプリ:JR東日本

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板垣 朝子(いたがき・あさこ)

WirelessWire News編集委員。独立系SIerにてシステムコンサルティングに従事した後、1995年から情報通信分野を中心にフリーで執筆活動を行う。2010年4月から2017年9月までWirelessWire News編集長。「人と組織と社会の関係を創造的に破壊し、再構築する」ヒト・モノ・コトをつなぐために、自身のメディアOrgannova (https://organnova.jp)を立ち上げる。