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スマートフォンは新興国市場向けローエンド製品が一層拡大し2018年には半数超え--矢野経済研究所

2014.03.14

Updated by Naohisa Iwamoto on March 14, 2014, 18:32 pm JST

矢野経済研究所は2014年3月14日、「スマートフォン・タブレットの世界市場に関する調査結果 2014」を発表した。2013年の世界のスマートフォン出荷台数は10億8821万台で、需要が一巡した先進国市場から、今後は新興国市場へと市場拡大の中心がシフトすると見ている。

2013年の世界のスマートフォン出荷台数は10億8821万台で、2014年には13億4188万台へと増加すると予測する。従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)に代わり、世界市場全体でスマートフォンへのシフトが進んでいることから、出荷台数が大幅に増加する傾向にある。矢野経済研究所では、先進国市場では需要が一巡してきたため、今後の市場拡大は新興国が中心となると予測する。

価格帯別に見ると、これまでの市場は400米ドル以上のハイエンド製品が主流だったが、新興国市場向けに開発された200米ドル以下のローエンド製品の伸びが著しい。2013年の総出荷台数10億8821万台のうち、ハイエンド製品は4億4432万台、ミドルレンジ製品は3億7529万台、ローエンド製品は2億6860万台だった。2014年には13億4188万台のうち、ハイエンド製品が5億3139台、ミドルレンジ製品が4億2585台、ローエンド製品が3億8464台と予測され、ローエンド製品の比率が24.7%から28.7%へと高まる。この増加傾向は今後も続き、2018年にはローエンド製品がスマートフォン全体の半数を超えると予測。ハイエンド製品とローエンド製品の二極化が進むと分析する。

ディスプレイサイズ別の出荷台数を見ると、2013年は5インチクラスの出荷台数が5億2216万台と最も多かった。全体に占める比率は48.0%だが、今後も5インチクラスは増加を続け、2018年には71.3%にまで達すると見込む。4インチクラスは減少、6インチクラスは2018年に2割を超えるまで成長すると予測する。

一方、2013年の世界のタブレットの出荷台数は2億2090万台だった。ディスプレイサイズ別に見ると、7インチクラスが8925万台、8インチクラスが7805万台と、これらだけで75%以上を占めた。従来主流だった10インチクラスは前年実績を割り込み、4910万台にとどまった。2014年の世界のタブレット出荷台数は3億290万台と予測する。

【報道発表資料】
スマートフォン・タブレットの世界市場に関する調査結果 2014

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。