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英ボーダフォン、スペインのケーブル事業者Onoを72億ユーロで買収へ

2014.03.17

Updated by WirelessWire News編集部 on March 17, 2014, 15:04 pm UTC

英ボーダフォン(Vodafone)がスペインの大手ケーブル事業者Onoを約72億ユーロ(100億ドル)で買収することで両社が合意したという。Bloombergなどが匿名の情報筋の話として報じている。

Bloombergによれば、同買収は早ければ欧州時間17日にも発表される予定で、ボーダフォンにとっては28億ユーロのシナジー効果が期待できるとする試算もあるという。スペイン市場でテレフォニカ(Telefonica)やオレンジ(Orange)と競合するOnoは、ケーブルテレビ、ブロードバンドインターネットから固定・携帯電話まで複数のサービスを展開しており、NYTimesなどによると昨年末のサービスごとの契約者/世帯数はケーブルテレビが約170万世帯、(光ファイバー経由の)ブロードバンドが約150万世帯、携帯電話が約100世帯などとなっているが、ただし同社の光ファイバー網は720万世帯に引かれているとの記述もみられる。

ボーダフォンは昨年、ドイツ最大のケーブルテレビ事業者カベル・ドイッチェランド(Kabel Deutschland)を約77億ユーロ(約101億ドル)で買収すると発表しており、今回のOno買収はこれに続くものとなる。ボーダフォンは同社が保有していたベライゾン・ワイアレス(Verizon Wireless)の持ち株45%を1300億ドルでベライゾン・コミュニケーションズ(Verizon Communications)に譲渡しており、同社のヴィットリオ・コラオ(Vittorio Colao)CEOはこの受取代金の一部(300億〜400億)を企業・事業買収にあてる考えを明らかにしていたという。

欧州の通信市場では昨年から大きな再編の動きが進んでおり、米リバティ・グローバル(Liberty Global:以下、リバティ)が英ヴァージンメディアやオランダのケーブルテレビ事業者ジッゴ(Ziggo)の買収を発表したほか、テレフォニカ(Telefonica)でもドイツのイープラス買収を発表していた。さらに、最近では仏メディア・通信企業のビベンディ(Vivendi)が、傘下の携帯通信事業者SFR(仏市場第2位)を売りに出しており、売却先の最有力候補としてケーブル事業者のニュメリケーブル(Numericable)の親会社アルティス(Altice SA)の名前が挙がっているという。


[Vodafone to Spend $10B for Ono - Bloomberg TV]

【参照情報】
Vodafone Said to Reach $10 Billion Deal to Acquire Spain's Ono - Bloomberg
Vodafone to buy Ono for €7.2bn - FT
Vodafone Expected to Buy Ono, a Spanish Cable Operator - NYTimes

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