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シスコ、データセンターソリューションの現状と国内展開予定を説明

2014.04.15

Updated by Naohisa Iwamoto on April 15, 2014, 18:23 pm UTC

シスコシステムズは2014年4月15日、都内で記者説明会を開催し、市場に参入して5年を迎えるデータセンターソリューションの現状と、国内でのビジネス展開について説明した。

▼データセンター向け事業の成功をアピールするシスコシステムズ シニアバイスプレジデントのフランク・パロンボ氏20140415_cisco001.jpg

登壇したシスコシステムズ シニアバイスプレジデントのフランク・パロンボ氏は、「データセンター向けアーキテクチャを採用したサーバー製品のCisco Unified Computing System(Cisco UCS)は、グローバルで3万社以上の採用実績があり、x86ブレードの世界市場シェアで2位に位置する。データセンター関連の年間売上は20億ドルを超え、年々増加する傾向にある。5年で、シスコのデータセンター事業は大きな成功を収めた」と評価した。その理由として、データセンタースイッチング製品の他社を凌ぐ幅広い品揃えや、顧客のビジネスの成功に焦点を当てたソリューションの提供を挙げた。

▼グローバルでのCisco UCSの実績は、ネットワーク機器ベンダーというよりも大手サーバーベンダーとも言えるほど20140415_cisco002.jpg

パロンボ氏はいくつかのトピックも紹介した。2013年に買収したWHIPTAILの技術を使ったソリッドステートメモリーシステムを、Cisco UCS向けに提供すること。これはCisco UCS Invictaと呼ぶ製品で、フラッシュメモリーを使うことでハードディスクよりも高速にアプリケーションやデータを処理できる。また、Cisco ACI(Application Centric Infrastructure)の説明も行った。Cisco ACIはネットワークがアプリケーションの情報仲介者となるとの考え方で、ポリシーを定義するだけで自動的にプロビジョニングが行われるもの。その中核をなすプロトコルの「OpFlex」は、シスコ独自のものではなくIETFに仕様を提案している標準ベースのオープンプロトコルであり、シスコ製品はもちろん他社の機器も組み合わせたシステムでもCisco ACIが導入でき、コスト削減などのメリットを得られると言う。

▼国内におけるCisco ACIのローンチスケジュール20140415_cisco003.jpg

国内のビジネス展開について説明したシスコシステムズ執行役員の俵雄一氏は、「日本ではグローバルより2~3年遅れて成長が展開されている。2011年から2013年にかけて国内のCisco UCSの販売は40%増加、販売チャネルパートナーも4社から23社へと急増した」と現状を語った。国内では、ソリッドステートメモリーを採用したCisco UCS Invictaは4月末に提供予定、Cisco ACIはβテストを3月から5月に行い6月に提供開始する予定であることも明らかにした。6月に開催予定のInterop Tokyo 2014では、Cisco ACIのライブデモを実施する予定であることも併せてアナウンスした

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。