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グーグル、気球プロジェクト「Loon」では通信事業者の周波数帯を利用へ

2014.05.08

Updated by WirelessWire News編集部 on May 8, 2014, 12:14 pm JST

気球を使ってインターネット接続サービスを提供しようというグーグル(Google)の「Project Loon」に関し、同社が世界各地の携帯通信事業者などとの提携を視野に入れていることが明らかになった。

これは同社のGoogle Xラボ責任者を務めるアストロ・テラー(Astro Teller)氏が米国時間6日にTech Crunch主催のイベントで明らかにしたもの。同氏によると、Loonのプロジェクトチームでは当初、各地で専用の周波数帯を取得する方向で検討を進めていたものの、途中で同社のラリー・ペイジ(Larry Page)CEOから異論が出たことを受け、別の方法を探ることになったという。

同プロジェクト・チームでは現在、気球が通過する各国でそれぞれ周波数帯域を取得する代わりに、各地の携帯通信事業者がすでに権利を保有している周波数帯を活用することに方針を改めたほか、想定する事業モデルについても気球を使った通信インフラを携帯通信事業者やISP事業者にリースする形に切り替えたという。

この話題に触れたThe Vergeでは、グーグルがProject Loonで独自に接続サービスを提供すれば、ユーザーを奪われかねないなどとする懸念の声もこれまで通信事業者の間であがっていたとしている。また、グーグルが気球を「空飛ぶ基地局」として提供することができれば、各地での周波数帯利用が活発化する可能背もあるなどと指摘している。

【参照情報】
Google will partner with wireless carriers to make Project Loon a reality - The Verge
Google weighed buying spectrum for Project Loon, but opted to rent its balloons to carriers instead - GigaOM
How Google Plans To Work With Telcos On Project Loon - Tech Crunch

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