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AQUOS PHONEとセットで月額3476円の「BIGLOBEスマホ」が登場、月額1980円の「イオンスマホ」も

2014.06.30

Updated by Naohisa Iwamoto on June 30, 2014, 20:38 pm JST

ビッグローブは2014年6月30日、音声通話も可能なLTE対応スマートフォン「BIGLOBEスマホ」を7月1日に発売すると発表した。料金はIGZO液晶を搭載したシャープ製AQUOS PHONEの端末代金込みで月額3476円。また、イオンブランドで月額1980円の「イオンスマホ」の提供もアナウンスした。

▼「BIGLOBEスマホ」を発表するビッグローブの古関社長20140630_biglobe001.jpg

BIGLOBEスマホは、LTE高速データ通信と、SMS、090携帯電話番号を利用した音声の通信機能を備えたSIMと、Androidスマートフォン「AQUOS PHONE SH90B」をセットで提供する。月間1GBまで利用できる「BIGLOBE LTE・3G」の「音声通話スタートプラン」を契約した場合は、当初の2年間は3476円で利用できる。25カ月目以降は、端末代金相当部分が不要になるため、1600円で利用可能だ。MNP(携帯電話番号ポータビリティー)による電話番号の移行もできる。

発表会で説明したビッグローブの古関義幸社長は、「これまではビッグローブが提供してきたのは、090などで使える電話がついていなかった"ほぼスマホ"だったが、今度は090の電話番号が付いているちゃんとした電話。150MbpsのLTEのフルスピードで通信でき、早くて安い。みんながうれしいスマホということで"うれスマ"と名づけた」と語った。1GBというデータ容量の制限については、「スマートフォン利用者の7割が1GB以下、それ以上の人は3割しかいない。自動的にWi-Fiにつながるアプリのオートコネクトを搭載することで、LTE回線につながないで利用できる機会も増える」と、トータルで多くのスマートフォンユーザーが満足できることをアピールした。

▼7月1日発売の「AQUOS PHONE SH90B」(左)と9月発売予定の「LG G2 mini for BIGLOBE」20140630_biglobe002.jpg

端末は、シャープ製の4.8インチIGZOを搭載した「AQUOS PHONE SH90B」。1310万画素のメインカメラを搭載、Android 4.2をOSに採用する。発表会のサプライズとして、BIGLOBEスマホの第2弾の端末として、「LG G2 mini for BIGLOBE」(LG Electronics製)を9月に史上に投入することもアナウンスした。グローバルモデルのコストメリットを活かして、シャープ製の端末よりも安い料金で利用できるようにする見込みだという。

販売は7月1日から。BIGLOBEのWebサイトで申し込めるほか、イオンリテール店舗、Amazon.co.jp、BIGLOBE楽天市場店でも申し込みができる。

▼イオンはビッグローブの回線を利用してさらに低価格な「イオンスマホ」も市場に投入20140630_biglobe003.jpg

また、イオンとビッグローブはイオンブランドの「イオンスマホ」を7月4日に発売することも発表した。こちらは3Gで14.4Mbps(月間1GBまで)に限られるが、端末代金込みの料金は月額1980円とまさに格安。端末は5インチ液晶とAndroid 4.4を搭載したgeanee「FXC-5A」(JENESIS製)。総合スーパー「イオン」、コンビニエンスストア「ミニストップ」など全国447店舗で販売する。

【報道発表資料】
「BIGLOBEスマホ」の提供を開始 ~音声通話のできる高速LTEスマートフォンが月々3,476円から~
1人1台のスマホ時代に、イオンはとことん家計応援! 7月1日(火)より格安スマホ第2弾「イオンスマホ」承りスタート

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岩元 直久(いわもと・なおひさ)

日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。