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アップル「iWatch」、「複数モデル投入」の可能性(WSJ報道)

2014.06.23

Updated by WirelessWire News編集部 on June 23, 2014, 09:56 am JST

アップル(Apple)で開発中とされるスマートウォッチ(「iWatch」)について、複数のモデルが投入される可能性があるとする関係者の話がWSJで米国時間20日に報じられた。また9to5 Macブログでは、アップルがトップクラスのプロアスリートを起用して「iWatch」のフィットネス機能のテストを進めようとしているとの話を伝えている。

WSJでは、アップルのサプライチェーン関係者の話として、「iWatch」には健康・フィットネス関連のデータを測定するための10種類を超えるセンサーが搭載されるとしている。また受託製造メーカーが台湾のクァンタ(Quanta Computer)になることや、量産の開始時期が2〜3ヶ月後になること、さらに今年の出荷台数見込みが1000万〜1500万台になることなどとも記されている。

なお前日にはReutersが、クァンタ(Quanta Computer)が7月にも「iWatch」の量産を開始する可能性や、初年度1年間の出荷台数が最大で5000万台程度になるとみられているなどとする関係者の話を報じていた。

WSJではスマートウォッチやフィットネスバンドを含むウェアラブル端末の売れ行きについて、今年第1四半期の出荷台数が全世界で約290万台だったとするABIリサーチ(ABI Research)のデータを紹介している。

アップルは今月はじめにあったWWDC(開発者カンファレンス)で、「iOS 8」の一部として「HealthKit」を発表していた。

いっぽう9to5 macでは、アップルが「iWatch」関連で話を進めているプロアスリートとして、バスケットボールのコービー・ブライアント(Kobe Bryant、NBA LAレイカーズ)、アイスホッケーのダスティン・ブラウン(Dustin Brown、NFL LAキングズ)、それにボストン・レッドソックスの選手などの名前が挙げられている。また「iWatch」で計測できるデータについて、歩数、消費カロリー、心拍数に加えて、体内の水分量、血圧、発汗量を挙げており、後者3つの項目がアスリートのトレーニング中に役立つなどとしている。

【参照情報】
Can Apple Crack the Smartwatch Code? - WSJ
Apple said to team up with pro athletes to test iWatch fitness capabilities - 9to5 Mac

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