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全米オープン(テニス)でウェアラブルTシャツを実験するラルフローレン

2014.08.26

Updated by WirelessWire News編集部 on August 26, 2014, 15:10 pm UTC

米国時間25日に始まったテニスの全米オープン(US Open Tennis Championships 2014)で、ファッションブランドのラルフローレン(Ralph Lauren)が実験導入するウェアラブルTシャツ(センサー内蔵シャツ)の話をGigaOMが詳しく採り上げている。


[via GigaOM]

ラルフローレンはこれまで同大会でボールボーイが着用するポロシャツなどのアパレル類を提供してきていたが、今回このTシャツ開発にあたって提携したのは、OMシグナル(OMsignal)というカナダのベンチャー企業。同社のウェブサイトにある動画や下掲のデモビデオなどで技術や用途についてのだいたいの感じがつかめるかと思うが、GigaOM記事にある写真などから判断するとラルフローレンのコンプレッションシャツもこれとほぼ同様で、胸部の部分にセンサーを内蔵したシャツと、取り外し可能な「ブラックボックス」(加速度センサーやジャイロスコープ、Bluetoothアンテナ、バッテリなどを内蔵)というふたつのパーツで構成されている。


[OMsignal Biometric Smartwear]


[OMSignal : See the Beta in Action]

このウェアラブルTシャツ(もしくはスマート・シャツ)で計測できるのは、心拍数、呼吸、運動量などだが、とくに呼吸の深さまで把握できる点は(いまのところ)ほかにはない特徴だという。また収集されたデータはスマートホンやパソコンなどに送信・表示される仕組みになっており、ラルフローレンではUSオープンの期間終了後にこのデータを公表する予定だという。

デモの様子を取材したGigaOMでは「まだいくつか不具合も見受けられた」などとしているが、ラルフローレンは(おそらく、そうした問題点を解決した上で)来春にもこのコンプレッションシャツを実際に発売する予定。またこの話題を採り上げていたNYTimesでは、同社が将来的には一般のドレスシャツやポロシャツなどにもこの技術を採り入れていく考えを持っている、とも書かれている。

この種の技術・製品開発はこれまでさまざまなベンチャーやインテル(Intel)のようなIT系企業、あるいはスポーツアパレル・メーカーなどの主導で進んできたという印象があった。確立したファッションブランドであるラルフローレンが本格参入することになれば、早急に市場が立ち上がることになる可能性も考えられる。

【参照情報】
A closer look at the connected biosensing Ralph Lauren shirts you'll see during the US Open - GigaOM
Ralph Lauren taps OMsignal for sleek, connected shirts at the U.S. Open - GigaOM
Is the Player Nervous? Just Ask His Shirt - NYTimes

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