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中国シャオミ、米ウェアラブル関連ベンチャーのミスフィットに出資

2014.12.04

Updated by WirelessWire News編集部 on December 4, 2014, 12:16 pm JST

スマートフォン端末の売り上げ好調で勢いにのる中国のシャオミ(XIaomi)が、米サンフランシスコを本拠地とするウェアラブル端末ベンチャーのミスフィット(Misfit)に出資したことが現地時間2日に明らかになった。

ミスフィットが今回の増資で集めた資金は総額4000万ドルで、シャオミのほか、中国のEC大手JD.com、GGVキャピタル(GGV Capital)、シュンウェイ・キャピタル・パートナーズ(Shunwei Capital Partners)が新たに株主となった。またファウンダーズ・ファンド(Founders Fund)、コースラベンチャーズ(Khosla Ventures)、ホライゾンズ・ベンチャーズ(Horizons Ventures)、ノースウェスト・ベンチャー・パートナーズ(Norwest Venture Partners)の既存投資家も追加投資を実施。これにより、ミスフィットが集めた資金は累計で6300万ドルになったという。

今年第2四半期に中国国内のスマートフォン販売台数でサムスンを抜き、題3四半期には世界全体でも出荷台数第3位に入ったシャオミは、今年に入ってタブレット端末やフィットネスバンドを発表・投入するなど、製品の多角化を進めてきている。同社が米国のベンチャー企業に投資するのは今回が初めてと、この話題に触れたGigaOMは記している。

なお、シャオミが8月にリリースした低価格(79元/約13ドル)フィットネスバンド「Mi Band」の出荷台数は、3ヶ月間で100万台に達したことが先ごろ明らかにされていた。

ミスフィットは、ソニー・ヴュー(Sonny Vu) 現CEOとスリダール・エンガル(Sridhar Iyengar)氏、元アップル(Apple)CEOのジョン・スカリー(John Sculley)氏が2011年に創業のベンチャー企業で、バッテリー持続時間が長く、防水機能付きのペンダント型やリストバンド型のウェアラブル端末を開発・販売しており、これらはすでに世界50か国以上、2万1000店以上の小売店で販売されている。また同社従業員の大多数が中国とベトナムの拠点で勤務しているとRe/codeは記している。

そのほか、ミスフィットは、シャオミやJD.comとそれぞれパートナーシップを結び、シャオミにはアジアにおけるサプライチェーンや製品開発のアドバイスを受けるいっぽうで、JD.comとは中国国内での製品流通で協力を進める考え。ミスフィットでは調達した資金の使途について、フィットネス・トラッカー分野に加え、スマートホーム関連ならびに「先進型のウェアラブル端末」関連分野の製品開発を挙げているとRe/codeは記している。


[An elegant wireless activity tracker - the Misfit Shine story]
(2012年11月付で公開されている「Misfit Shine」の商品説明ビデオ)

【参照情報】
Chinese Smartphone Maker Xiaomi Invests in U.S.-Based Misfit Wearables - WSJ
Misfit Wearables gets $40 million in funding to expand in Asia - GigaOM
Misfit Raises $40 Million From Xiaomi, Plans Entry Into the Connected Home - Re/code
Xiaomi ships over 1 million Mi Band fitness trackers in just 3 months - Tech In Asia

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