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HKT48、グループ初の香港公演:「アジアで活動するグループ」へ

2015.01.22

Updated by Hitoshi Sato on January 22, 2015, 18:22 pm JST

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2014年9月よりスタートした初の全国ツアー「HKT48全国ツアー ~全国統一終わっとらんけん~」の番外編として、2015年1月17日、日本を飛び出し香港コンサートが開催された。AKB48グループ内でも香港でのコンサートは初、HKT48にとっては2014年12月の台湾公演以降、海外での公演は2回目となる。

HKT48は空港に集まったたくさんの報道関係者やファンに迎えられ、1月16日に香港に入った。あまりの歓迎ぶりに急遽安全面を考慮し別導線での移動となった。直接ファンに挨拶出来なかったメンバーは、非常に残念がっていたが、コンサート当日に会場入りする際にもファンの方が大勢集まり、大きな声援が飛び交っていた。

会場中のロビーでは映像の上映や写真展、またメンバー等身大の「のぼり」が登場し、開演前から大変な賑わいをみせ、早速熱気に包まれていた。また、リハーサル終了後には香港ならではの儀式として、豚の丸焼きが登場。これにはメンバーも驚いていたが、公演の成功を祈願しお祓いを行った。

▼リハーサル終了後には香港ならではの儀式として、豚の丸焼きが登場。

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開演前に行われた現地の報道関係者による囲み取材には、指原莉乃さんをはじめ、兒玉遥さん・田島芽瑠さん・田中美久さん・朝長美桜さん・宮脇咲良さん・矢吹奈子さんの7名が出席した。指原莉乃さんは香港公演への意気込みを聞かれ「私たちのことをまだ知らない皆さんをHKT48のファンにしたいなと思っています」と話し、「これから海外にどんどん進出しますか?」との質問には「昨日秋元先生と連絡を取りまして...みんなにも言ってないんだけど...」と切り出し「HKTはアジアで活動するようなグループになってください」と言われたことを明かし「まだまだこれからアジアの国をたくさん訪れたい」と話していた。

約1,500名のお客様の大歓声のなか始まった公演の1曲目は、博多の名物やスポットが歌詞に登場する「HKT48」を香港バージョンにアレンジした「香港48」でスタート。「愛しの香港...」との歌い出しに会場からは大歓声が上がっていた。香港名物の「焼売(シュウマイ)」や「菠蘿包(パイナップルパン)」などのワードが盛り込まれたこの曲で一気に会場が熱気に包まれた。

公演中のMCで宮脇咲良さんは「ひとつだけ言わせてください。言葉は通じなくても心は通じる!!」と話すと温かい拍手が起こり、指原さんが「今日残念ながらチケットが取れなかった方のためにもっともっと大きな会場でコンサートをすることを約束します!」と話すと会場は大歓声に包れた。また、覚えた広東語を各メンバーが披露したり、本編最後にはメンバーが猛練習してきた現地の人気バンド・五月天(メイデイ)さんの「戀愛ING」を披露。台湾で同じく披露した際も大変な盛り上がりをみせたが、今回の香港でもファンの方との大合唱となった。

アンコールではHKT48で初の試み・撮影タイムが設けられ、ツアー恒例のお客様とメンバーの集合写真を撮影後、指原さんが「今度は皆さんが私たちを撮ってください!!」と呼びかけ、お客様はお手持ちの携帯電話やデジカメでステージ上のメンバーを撮影していた。

▼HKT48で初の試みであるアンコール時の「撮影タイム」

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HKT48でアジアからの観光客呼び込みへの期待も

HKT48は博多を拠点に活躍するアイドルグループである。2014年の年末の台湾ツアー、今回の香港ツアーとHKT48は立て続けにアジアでツアーを行っている。

たしかにHKT48をはじめとしたAKB48グループは台湾や香港などのアジア諸国でも大人気である。そしてこれからはHKT48を応援しに日本を訪問する外国人訪問客が増加することも期待される。特に九州はアジア諸国からのアクセスが非常に良く、格安の航空チケットも多いのでアジアの人にとっても訪問しやすい場所である。HKT48の活躍が九州の外国人観光需要の取り込みに貢献するかもしれない。

AKB48グループのアジア諸国での活躍によって、アジアの人々が博多をはじめとした日本の各都市を訪問してくることが期待される。AKB48グループはアジアの若者にとって「クールジャパン」の1つなのだ。

▼HKT48の宮脇咲良さんと兒玉遥さん

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次のページではHKT48のメンバーからの香港コンサートに関する報告をお楽しみください。

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次のページではHKT48の香港コンサートの写真をお楽しみださい。

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佐藤 仁(さとう・ひとし)

2010年12月より情報通信総合研究所にてグローバルガバナンスにおける情報通信の果たす役割や技術動向に関する調査・研究に従事している。情報通信技術の発展によって世界は大きく変わってきたが、それらはグローバルガバナンスの中でどのような位置付けにあるのか、そして国際秩序と日本社会にどのような影響を与えて、未来をどのように変えていくのかを研究している。修士(国際政治学)、修士(社会デザイン学)。近著では「情報通信アウトルック2014:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)、「情報通信アウトルック2013:ビッグデータが社会を変える」(NTT出版・共著)など。