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イスラエル大使館:アニメで魅惑の国イスラエルを紹介(6)

2015.03.23

Updated by Hitoshi Sato on March 23, 2015, 17:49 pm JST

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駐日イスラエル大使館では2014年10月から大使館が作成したアニメを大使館公式YouTubeチャンネルで放映開始した。2014年11月に2作目、12月には3作目、2015年1月には4作目、2月に5作目が公開された。今回の6作目はイスラエルの最北端ロシュ ハニクラ、名物の魚料理(セントピーターズフィッシュ)などが紹介されている。

【いいね!イスラエル〜咲と典子の姉妹旅行〜Vol. 6】

動画内でもあるように、イスラエルは日本の四国くらいの大きさのため、どこへでも自動車で日帰り旅行が可能である。また国内ではバスも整備されているので、バスで移動すると便利である(但し、安息日にはバスが動いてないので、注意が必要)。

今回の動画の目玉の1つである「セントピーターズ・フィッシュ(聖ペテロの魚)」は、イスラエル最大の湖、ガリラヤ湖でとれる美味しい魚である。イエスキリストの時代から漁業が盛んで、この魚は聖書にも登場しているらしい。魚の名の由来は、十二使徒の一人ペテロがガリラヤ湖で釣りをしていると、口に銀貨をくわえた魚が釣れたことから「セントピーターズ・フィッシュ(聖ペテロの魚)」と呼ばれ、幸運の魚とされている。フライにしてレモンをかえて食べると美味しい。レストランで、フライ以外でこの魚が提供されているのは見たことがないが、癖もないので日本人にとっても食べやすい。ポテトやマメの付け合せが大量についていることが多いのでお腹いっぱいになる。但し、毎回お伝えしているが、イスラエルの物価は決して安くないので、この魚のフライも高い。でも食べる価値は十分にある。

ガリラヤはイエスキリストゆかりの地としても有名と紹介しているように、歴史がある町である。イエスの布教活動はほとんどガリラヤ湖周辺で行われたそうで、ガリラヤ湖の湖面を歩いて渡ったという言い伝えもある。その頃からこの魚を食べていたのだろうか、と歴史を感じながら食べると、ただの魚も感慨深く食べられるものである。

また動画内にあったミントの葉っぱが入ったレモネード「Lemon nana(リモナナ)」も美味しいので試してみるとよい。

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佐藤 仁(さとう・ひとし)

2010年12月より情報通信総合研究所にてグローバルガバナンスにおける情報通信の果たす役割や技術動向に関する調査・研究に従事している。情報通信技術の発展によって世界は大きく変わってきたが、それらはグローバルガバナンスの中でどのような位置付けにあるのか、そして国際秩序と日本社会にどのような影響を与えて、未来をどのように変えていくのかを研究している。修士(国際政治学)、修士(社会デザイン学)。近著では「情報通信アウトルック2014:ICTの浸透が変える未来」(NTT出版・共著)、「情報通信アウトルック2013:ビッグデータが社会を変える」(NTT出版・共著)など。