ワイヤレスゲートは全国のヨドバシカメラ店舗およびオンラインショップyodobashi.comで音声通話付きLTE対応SIMカード「ワイヤレスゲートWi-Fi+LTE 音声通話プラン」の販売を4月28日から開始する。また、5月中旬には、ヨドバシカメラマルチメディアAkiba内に店頭で即日開通が可能となる「ワイヤレスゲートSIMカウンター」を開設する。

▼左から株式会社ヨドバシカメラ常務取締役販売本部長日野文彦氏、ヨドバシカメラマルチメディアAkiba執行役員店長御代川忍氏、株式会社ワイヤレスゲート代表取締役CEO池田武弘氏

「ワイヤレスゲートのサービスに音声をつけてほしい」というユーザーの声に対応

これまでデータヘビーユーザーを対象としてデータ通信サービスに特化してきた同社が音声通信サービスを提供することになった理由について、ワイヤレスゲート代表取締役CEOの池田武弘氏は「ヨドバシカメラなどの売り場からお客様の音声ニーズが高いという声をいただき、新たにサービスを提供することになったと説明した。

ワイヤレスゲートのWi-Fiスポット40,000カ所が利用できる「ワイヤレスゲートWi-Fi」サービスと、NTTドコモのLTE、3G網が併用可能な音声通話付きサービス。MNPにも対応する。利用者のニーズに合わせてデータ通信速度上限250kbpsでデータ容量は使い放題のタイプと、データ通信速度上限最大150Mbpsでデータ容量制限があるタイプの2種類を用意した。

利用料金は音声＋250kbpsの「データ通信使い放題タイプ」が月額1,300円（税込、以下同様）、最大通信速度150Mbpsの「高速データ通信タイプ」音声＋3GBデータプランで月額1,700円、音声＋5GBデータプランで月額2,300円、音声＋8GBデータプランで月額3,500円となる。なお、高速データ通信タイプで設定した容量を超えた場合は速度が250kbpsに制限されるが、200MBごとに540円の追加プランに申し込むことで引き続き150Mbpsでの通信が可能となる。

また、最低契約期間の設定をなくし、解約時の違約金を０円とした。ワイヤレスゲートの池田CEOは、「（お客様の）今持っている端末を再度活用したいといったニーズに応えて、解約手数料などが一切かからない、お客様のエントリーの障壁を極限まで下げてより広く使っていただけるサービスとなっています」とアピールした。ただし、転出時のMNP手数料は11,880円と他MVNOよりも高めの設定となっている。

ヨドバシカメラはSIMフリーカウンターを開設

また、ヨドバシカメラでは、ワイヤレスゲートだけでなく複数のSIM提供事業者のサービスについて、申し込み、受付、設定などがワンストップで提供できる「ヨドバシカメラSIMフリーカウンター」を開設する。5月中旬にまずヨドバシカメラマルチメディアAkiba内に開設し、その後梅田、博多、京都、札幌などの主要店舗に展開していく。

▼ヨドバシカメラSIM フリーカウンター（ヨドバシカメラ報道発表資料より）

この施策の狙いについて、ヨドバシカメラ常務取締役販売本部長の日野文彦氏は、店頭でのSIMフリーに対する顧客ニーズが高まっていることが背景にあると説明。現状のSIMフリー売り場における課題として、「複数のキャリアを比較したプラン提案ができていない」「複数のキャリアを開通できるサービスの提供がない」「アフターサービスが不十分」という3つの課題を挙げ、ヨドバシカメラSIMフリーカウンターを、これらの課題を同時に解決するためのサービスと位置づけた。

カウンターでは顧客のニーズに合わせ「複数のキャリアを比較したプランの提案」「複数のキャリアの設定・開通作業サービス」「アプリの提案、アフターサービス業務」を行う。日野氏は「今年はおそらくSIMフリー元年といっても過言ではない年になると思う。さまざまなサービスが出てくる中、ヨドバシとしてはお客様に迅速にさまざまなサービスを提供していきたい。まずは秋葉原から、スピードを持って全国に展開していきたい」と意欲を見せた。

ヨドバシカメラSIMフリーカウンターで取り扱い予定のキャリアは、ワイヤレスゲートの他、freetel、ワイモバイル、ニフティ、UQモバイル、OCN、U-NEXT、BIGLOBEの8社。その他のキャリアについても現在交渉中としている。

【関連情報】
・ WIRELESS GATE WiFi＋LTE ヨドバシカメラオリジナル 音声通話対応SIMカード 申込パック（yodobashi.com内販売ページ）

【報道発表資料】
・5月中旬、マルチメディアAkibaに業界初のモバイル関連のサービスカウンターを開設いたします（ヨドバシカメラ報道発表資料）