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グーグルの携帯通信サービス、米国時間22日にも正式発表か(WSJ報道)

Google is close to launching game-changing wireless service

2015.04.22

Updated by WirelessWire News編集部 on April 22, 2015, 12:06 pm UTC

グーグル(Google)が米国で、大手携帯通信事業者の通信網やWi-Fiを利用した独自のMVNO(仮想移動体通信事業)サービスを22日にも正式発表する可能性があると、WSJが同21日に報じた。

WSJによれば、グーグルはMVNOサービスの提供にあたり、スプリント(Sprint)およびT-モバイル(T-Mobile USA)と契約を結んだという。サービスの料金設定については、ユーザーが月ごとに使用したデータ通信量に応じて料金を支払う形をとり、対応端末はグーグルの「Nexus 6」のみでサービスを開始する見通しとされている。またこの対応端末には、スプリントおよびT-モバイルの通信回線ならびにWi-Fiネットワークを自動的に切り替える仕組みが組み込まれるという。

グーグルでAndroid事業の責任者を務めるサンダル・ピチャイ(Sundar Pichai)氏は3月はじめに合った「Mobile World Congress(MWC)2015」で、同社がMVNOサービス提供に向けた準備を進めていることを認めていた。また同サービスについて、「小規模な実験的取り組み」「他の携帯通信事業者が取り入れられるような技術的イノベーションの実現を目指すもの」などとし、さらに「大手事業者に価格面で競争するようなサービスにはならない」などと説明していたことも伝えられていた。

米大手携帯通信事業者のサービスではいまのところ、月ごとのデータ通信量の上限を設定して一定額を課金するという形の従量課金制が一般的だが、WSJではこの点に関し、スマートフォンユーザーが無駄にするデータ通信料を金額に直すと毎月平均28ドルになるとする2013年のデータ(調査会社Validas調べ)が紹介されている。グーグルの新たな料金体系では、こういった無駄が省かれ、ユーザーがより安価な料金でサービスを使用できるようになるとされている。

米国ではリパブリック・ワイヤレス(Republic Wireless)やスクラッチ・ワイヤレス(Scratch Wireless)といった新興の携帯通信事業者が、低価格の従量課金制サービスを提供しているほか、T-モバイルやAT&Tでは未使用のデータを翌月以降に繰り越せるロールオーバーの仕組みも導入しているという。

なお、グーグルとスプリントとの契約には、GoogleのMVNOユーザーがやりとりするデータトラフィックの総量に上限を設けるという条項が含まれているとされる。そのことから、サービス開始にあたっては加入申込者の数に制限が課される可能性も考えられる。

【参照情報】
Google Set to Unveil Wireless Service - WSJ
Google could launch its wireless service tomorrow - The Verge
WSJ: Google to launch wireless network as soon as Wednesday with pay-by usage model - 9to5 Google

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