ノキアが川崎にR&Dセンターを開設、5Gやクラウドの共同開発に注力
The cloud computing product that is actually useful is what we really need
2015.05.13
Updated by Naohisa Iwamoto on May 13, 2015, 20:54 pm JST
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2015.05.13
Updated by Naohisa Iwamoto on May 13, 2015, 20:54 pm JST
ノキアソリューションズ&ネットワークス(以下、ノキア)は2015年5月13日、日本にR&Dセンターを開設すると発表した。5Gやクラウド製品の実用化に向けた研究開発機能を強化し、国内の通信事業者との連携を深める。
R&Dセンターは、川崎市幸区に開設し、従来の約2倍となる約300人体制で研究開発や技術検証を行う。すでに一部が稼働中で、2015年6月には顧客や外部関係者への公開が可能になるという。2015年1月にパナソニック システムネットワークスから転籍した社員も含めて、研究開発の体制強化を図る。
これまでノキアの日本のR&D部門は、無線基地局設備やコアネットワーク製品の技術検証、カスタマーサポートの業務が中心だった。今回、R&Dセンターを開設することで、2020年までの商用化を目指して研究開発が進められている5Gや、NFV、Nokia Radio Cloudなどのクラウド技術の実用化へ向けて、国内の通信事業者などと共同研究・実証実験を推進する。スモールセルなどの検証・技術サポートも実施する。
ノキアは国内でNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの3キャリアを顧客に抱え、日本にR&Dセンターを設置することで製品開発期間の短縮や品質管理技術の向上によりキャリアの事業展開に貢献したい考え。また、日本で成功した品質改善の取り組みなどを世界各国のR&D拠点に導入し、グローバルのノキアの品質改善にもつなげる。
【報道発表資料】
・ノキア、日本にR&Dセンターを開設~5Gやクラウド製品の実用化へ向け、日本の通信事業者・関連企業との連携を強化~
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登録はこちら日経BP社でネットワーク、モバイル、デジタル関連の各種メディアの記者・編集者を経て独立。WirelessWire News編集委員を務めるとともに、フリーランスライターとして雑誌や書籍、Webサイトに幅広く執筆している。