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ブイグテレコム

仏アルティス、ブイグテレコムに100億ユーロ超の買収提案

Altice offers to buy Bouygues for $11 billion

2015.06.22

Updated by WirelessWire News編集部 on June 22, 2015, 11:01 am UTC

仏通信市場第2位のニュメリケーブル-SFR(Numericable-SFR)を傘下に持つケーブル事業者のアルティス(Altice)が、同第3位のブイグテレコム(Bouygues)に対して、100億ユーロを超える金額の買収提案を行ったとする話を現地時間21日にJournal du Dimancheが報じたという。

この話題を採り上げたBloombergやWSJによれば、アルティスはこの買収提案を10日ほど前に行っており、ブイグテレコム側では22日に予定する取締役会でこの提案を受け入れるかどうかを決定するという。なお買収に伴う支払い全額現金で行われ、アルティスはこのための資金としBNPパリバから借り入れを行う予定。またアルティスは主にフランスの規制当局から承認を得るために、合併実現後には一部の周波数帯や基地局、店舗などを同市場第4位のイリアドに売却することで同社と合意しているほか、スタッフの一部については同市場1位のオレンジ(Orange)が引き取ることになるとBloombergは記している。

アルティスによるブイグテレコムの買収は以前からその可能性が報じられていたが、ニュメリケーブル-SFRとブイグテレコムが合併した場合、新会社のシェアは携帯通信分野で47%、ブロードバンド分野で35%まで拡大する可能性があるという。

アルティスは昨年4月にビベンディ(Vivendi)からSFRを買取、その後12月にはポルトガル・テレコム(Portugal Telecom)を買収していた。また先月にはサドンリンク・コミュニケーションズ(Suddenlink Communications)という米中堅ケーブル事業者の経営権を取得する計画を発表し、この時には米ケーブル市場2位のタイムワーナー・ケーブル(Time Warner Cable、TWC)買収も視野に入れているとする観測が流れていた。しかしその直後には、TWCがチャーター・コミュニケーションズ(Charter Communications)との合併を発表していた。

WSJでは、ニュメリケーブル-SFRの売上の大部分がフランス国内からのものであることから、ブイグテレコムとの合併が実現すれば大幅な経費削減などが見込めるとしている。

なお、フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)経済相は、今回のような大型合併が投資や雇用にマイナスの影響を与えかねないことから、公共の利益につながらない合併計画には反対する考えを示したとWSJは記している。

【参照情報】
SFR Owner Offers $11 Billion for Bouygues Telecom, JDD Reports - Bloomberg
Altice Bids $11.4 Billion for Bouygues Telecom - WSJ
France's Numericable SFR makes fresh bid for Bouygues Telecom - sources - Reuters

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