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Samsung Galaxy S6 edge+

サムスン、「Galaxy Note 5」「Galaxy S6 Edge+」などを発表

Samsung unveiled new Galaxy series

2015.08.14

Updated by WirelessWire News編集部 on August 14, 2015, 11:55 am JST

サムスンは米国時間13日、同社のハイエンド・スマートフォンの新機種「Galaxy S6 Edge+」および「Galaxy Note 5」を発表。また独自のモバイル決済サービス「Samsung Pay」の詳細やリリース日程も明らかにした。

スマートフォン2機種のうち「Galaxy S6 Edge+」は、先行機種の「Galaxy S6 Edge」に比べてわずかに大きい5.7インチ「Quad AMOLED」液晶画面やオクタコア「Exynos」プロセッサ、4GBのRAM、16メガピクセルのリアカメラ、そして3000mAhのバッテリーを搭載。ソフトウェアについては、OSがAndroid 5.1で、湾曲した液晶部分を利用したショートカット機能「People Edge」や、アプリのクイックスタート機能「Apps Edge」などが新たに加えられているという。

「Galaxy Note 5」は前モデル「Galaxy Note 4」と同じ5.7インチの「Super AMOLED」液晶を搭載し、プロセッサやRAM、バッテリー、カメラなどは「Galaxy S6 Edge+」と同じ。ただ、前モデルに比べて液晶周りのベゼル部分が小さくなっており、全体のサイズも小型・薄型化が図られている。また、これまでの「Galaxy Note」シリーズと同様に「S Pen」スタイラスが付属しているが、この新しいスタイラスは従来のものより長く、筆圧の感度や書き心地が向上しているという。

サムスンでは2年前をピークに、スマートフォンの販売減少が続いており、今年第2四半期にはモバイル端末部門の営業利益は前年同期に比べて約38%減少。またこれに引きずられる形で全社の営業利益も5四半期連続で前年割れが続いていた。

ファブレットと呼ばれる大型画面搭載のスマートフォンは、サムスンが他社に先駆けて開拓した製品カテゴリー。ただし、昨年9月にアップル(Apple)が「iPhone 6 Plus」を投入したことや、Android陣営の各社がより安い価格の製品を発売したことなどを受けて、サムスン製品の相対的な競争力の低下が指摘されている。またサムスンは例年ファブレットの新機種を9月上旬に発表していたが、今年はアップルによる新機種投入の影響を軽減するために、発表・発売時期を前倒しすることが伝えられていた。

いっぽう、すでに発表済みのモバイル決済機能「Samsung Pay」については、韓国では8月20日、米国では9月28日にそれぞれサービスが開始される予定。同サービスはいまのところ「Galaxy S6」端末3機種(S6、S6 Edge、S6 Edge+)と「Galaxy Note 5」で利用可能になるという。

【参照情報】
Samsung Unveils Two New Devices and Mobile Payment System - WSJ
Samsung's Galaxy Note 5 is official and will be available on August 21st - The Verge
Samsung's new Galaxy S6 Edge+ is bigger and smarter - The Verge

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