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最速のオートキャンプ

The rapid camp with automotive

2015.09.14

Updated by Ryo Shimizu on September 14, 2015, 09:47 am JST

 日差しが弱まってきた秋の楽しみといえば、キャンプです。

 最近ハマっているのは、車にカセットコンロを積んで、それだけを持っていくキャンプです。
 あ、もちろんデッキチェアやテントやタープは車に積んでありますけど、炭を持っていかないということです。

 カセットコンロだと火をおこす手間がかからないし、撤収もラクです。開放感のある青空のもと、のんびりと焼き鳥を焼くのは至福の時間と言えます。

 
 焼き鳥は、自分で串を打って持っていけば一番いいのですが、近所のスーパーマーケットで売っているものでもちょっと炙るだけで十分美味しく食べれます。

 エビフライなんかも、軽くひと炙りすると、表面の脂がパリパリになって美味しく食べることが出来ます。

 このカセットコンロのミニマルさは非常に芸術的で、小さくても十分な火力があるため、フルシーズン使えるのも嬉しいところです。

 こういう天気のもとでプログラムを書くというのもまたオツなものです。

 プログラマーの仲間と集まって、限られたバッテリーの中でショートハッカソンを楽しんだり、あるいは書きかけの原稿を書いたりと、時間を楽しく潰す技を身につけているのもまたプログラマーの生き様の特徴かもしれません。

 焼き鳥に飽きたら、ハンバーグを焼きます。
 
 今回は格之進の黒毛和牛100%ハンバーグ「黒格」を焼くことにしました。
 もともとAmazonで注文すると冷凍されて届くのですが、車の中で半日経つといい感じに自然解凍されて美味しく焼きあげることが出来ました。

 格之進のハンバーグは焼いただけでそのまま美味しく食べれるのですが、今回はSTUBB'sのスパイシーバーベキューソースを使います。

 STUBB'sは、テキサス州オースチンにある本格BBQ料理の名店中の名店。
 このバーベキューソースはただでさえ美味しいのですが、さらにスパイシーバーベキューソースとなると絶品。

 バーベキューソース特有の甘みに仄かな辛味が加わって、信じられないパフォーマンスを出します。それはもう黒毛和牛のパティが霞んでしまうほど。肉を食うということを知り尽くした、Texan(テキサス野郎)ならではの味付けに思わず唸りました。

 この方式の唯一の泣き所はトイレです。
 車を停める場所にもよりますが、最寄りのコンビニまで歩いて20分くらいかかると、けっこうめげます。そのかわり、トイレはあまり混んでないのですが。

 また、田舎なので日が落ちてくると何も見えません。
 何も見えない時に役立つのが、iPadです。

 iPad、しかもできるだけたくさんあるのが望ましいのです。

 なぜか。
 iPhoneなどのフラッシュライトもなかなかいいのですが、あれは点光源です。

 点光源とは、一点から放射状に光る光源ということです。
 それだと暗い中で物を探したり、後片付けのために周囲を照らしたりいう目的には不向きです。その上、iPhoneのフラッシュライトは指向性の点光源なので、反対側までは照らしてくれません。

 ところがiPadの場合、画面を最大まで明るくして画面を白くすると、巨大な面光源が出現します。特にiPad miniくらいのサイズだと、ちょうど手で持てますから、これが二枚あるだけで相当強力なライトになるのです。

 綺麗なライトにするためにはできるだけ均一な画面が必要です。

 そこで本連載久々登場の瞬間プログラミングの出番です。
 まずiPad miniでmoonblock.jpに行き、以下のような簡単なプログラムを書きます。

スクリーンショット 2015-09-14 9.22.45

 これを実行し、真っ白な画面を表示させたら、スクリーンキャプチャを撮って、さらにギャラリーで拡大してフルスクリーンにします。

 これだけで綺麗な面光源ライトを作ることが出来ました。

 これ、静物の撮影なんかで手元にライトが足りない時とかにもたまに使えるテクニックです。レフ板ならぬ放射板ですね。

 面光源があると撤収もラクラク。
 ゴミや忘れ物落とし物もないことを確認して安心して撤収できました。

 ちなみにこれを少し改造するだけで、たとえば危険防止のため赤い光を点滅させるプログラムを書くこともできます。

スクリーンショット 2015-09-14 9.34.30

 条件のところには「this.age%2==0」という条件を入れてあります。
 これは1コマおきに実行せよ、という意味の命令です。

 こうすると高速に赤いフラッシュが点滅するようになります。
 よく夜間自転車に乗る人が付けるようなフラッシュと同じようなものです。

 もちろん赤でなくても黄色でも青でも緑でもできますが、夜間は赤または白が一番目立つと思います。

 幸いなことに今回はそれほど凝ったことをしなくてもトラブルなく旅を終えることができたのですが、備えあれば憂いなし、転ばぬ先のプログラミング、なんてことにならないでしょうか。ならないか。

 ちなみにこれはごく普通の使い方だと思いますが、料理をするようになってから食卓にタブレット型端末が欠かせません。

 レシピを参照したりしながらクッキングするのにタブレット端末はちょうどいいからです。

 どこかのメーカーがiPadの冷蔵庫用のマウント、出してくれませんかね。磁石で冷蔵庫の表面にiPadを貼り付けられるようなやつを。どうも吸盤のやつはちょっと落としてしまわないか心配なんですよね。

 
 

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清水 亮(しみず・りょう)

新潟県長岡市生まれ。プログラマーとして世界を放浪した末、 '17年にソニーCSLとWiL LLC.とともにギリア株式会社を設立し、「ヒトとAIの共生環境」の構築に情熱を捧げる。 '17年より東京大学先端科学技術研究センター客員研究員を兼務。著書として「教養としてのプログラミング入門(中央公論社)」「よくわかる人工知能 (KADOKAWA)」「プログラミングバカ一代(晶文社)」など。

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