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Google Self-Driving Car Project

グーグル、米国現代自動車の元CEOを自走車プロジェクト責任者に起用

2015.09.15

Updated by WirelessWire News編集部 on September 15, 2015, 12:19 pm UTC

グーグル(Google)は米国時間13日、同社の自動走行車プロジェクトの新たなCEOに、オンライン自動車ショッピングサービスのトゥルーカー(True Car)会長であるジョン・クラフィック(John Krafcik)氏を採用したことを明らかにした。自動車業界で長いキャリアを積んだ幹部の採用で、同部門の事業化を前進させたい考えとみられる。

クラフィック氏は、フォード(Ford Motor)に約14年間、ヒュンダイ(Hyundai、現代自動車)に約10年間在籍した製品開発の専門家で、フォード在籍中には「Expedition/Navigator」(大型SUV)開発でチーフエンジニアを務めたいっぽう、ヒュンダイでは2008年から2013年まで米国支社のCEOを務めていた人物。またフォード時代の1988年には日本の自動車メーカーの製造工程を研究した論文をまとめ、「lean production」という言葉を普及させたことでも知られているとBloombergは伝えている。

クラフィック氏は今月末にグーグルの自動走行車プロジェクトのCEOに就任。いっぽう、これまで同プロジェクトを率いていたクリス・アームソン(Chris Urmson)氏は、自動走行車および関連ソフトウェアの開発責任者として同プロジェクトに関わり続けるという。

グーグルの自動走行車プロジェクトは、いまのところ同社の研究開発部門「 Google X」の一部として進められており、クラフィックのCEO着任後もこの位置づけは変わらない。ただし、同プロジェクトが今後、新会社として独立し、グーグルの新たな持株会社であるアルファベット(Alphabet)の傘下に入る可能性もあるとグーグルの広報担当者は示唆しているという。

グーグルは自動走行車の開発に関し、自社では車輌の生産は行わず、外部メーカーとの提携を通じて製品化を図りたい考えを以前から明らかにしている。クラフィック氏のCEO起用は、グーグルがGoogle Car車輌の製造に関するノウハウを潜在的な提携先に供与することも視野に入れている可能性を示すものとも考えられる。

【参照情報】
Google Brings in Chief for Self-Driving Cars - WSJ
Google Hires Auto Veteran to Lead Self-Driving Car Project - NYTimes
Google Hires Former Hyundai U.S. Chief to Lead Driverless Cars - Bloomberg

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